HOME > 各種行政情報 > 【ご案内】10月11日 被災地発☆災害派遣3年間の経験から見えてきたもの(開催地:大阪市中央区)

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2012 年4 月より、岩手県宮古市生活課被災者支援室に応援職員として被災者支援業務に従事されていた
大阪府の小西氏が登壇される防災講演会のご案内です。(開催地:大阪市中央区)
岩手県の復興業務や被災者支援、防災に関する内容をお話しされるとのことです。

下記、詳細です。
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防災講演会のご案内

           「被災地発☆災害派遣3年間の経験から見えてきたもの」

NPO 法人都市災害に備える技術者の会では、防災講演会を下記のとおり開催いたします。
今回は大阪府泉南市役所職員として、3年間の長期にわたり志願して岩手県宮古市に赴き、
被災者支援に当たってこられた危機管理課の小西未年彦氏をお招きして、3年間の経験から
見えてきたものについて講演して戴きます。
日常業務多忙のこととは存じますが、万障お繰り合わせの上ご参加いただきますようご案内申し上げます。

■日 時:平成27年10月11日(日) 13時30分~16時30分
■場所:〒540-0008 大阪市中央区大手前1-3-49
   大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)
■主催:NPO 法人 都市災害に備える技術者の会
■共催:日本技術士会近畿本部建設部会/日本技術士会近畿本部防災研究会/泉南市防災技術者の会

■テーマ: 「被災地発☆災害派遣3年間の経験から見えてきたもの」
■講師:泉南市危機管理課 小西未年彦(こにしみねひこ)氏
■参加費:無料 (リンク先の申込書でできるだけ事前申し込みをお願いします)
    【申込先】NPO法人都市災害に備える技術者の会 事務局 太田宛
         E-mail : office@toshisaigai.net Fax 078-907-3123
■申込期限:平成 27 年10 月9 日 但し、会場の都合により先着50名とさせていただきます。
※詳しくは、こちらをご覧ください→http://toshisaigai.net/


【講師略歴】
1967 年生まれ。大阪府堺市出身、在住。
1993 年 泉南市役所奉職
1995 年 阪神・淡路大震災の折り、神戸市から依頼された120 体あまりのご遺体火葬業務に従事。
    この後、 防災の大切さを実感し、個人的に研究するようになる。
2011 年 東日本大震災の災害派遣に志願する。
2012 年 4 月 岩手県宮古市生活課被災者支援室へ派遣期間1年で派遣される。
    その後2回、宮古市からの派遣延長依頼を受け、計3年間、被災者支援業務に従事する。
    2015 年 4 月 泉南市役所に帰還、危機管理課に配属される。
    現在、経験を活かせるよう最善を尽くして働いている。

【講演概要】
被災地において「現場の最前線」と言われている被災者支援業務。被災者一人ひとりと、
直に接しながら、様々な相談、要望に答え、生活再建を支援していきます。また、そうした活動を通じ、
被災地全体の動向を分析、目標を設定して復興を促進します。
この仕事は被災地の基幹業務の一つでありながら、その内容を知る機会は、ほとんどありません。
その実態はベールに包まれています。
私は、災害派遣職員として3年間、岩手県宮古市役所、被災者支援室に勤務していました。この間、
社会に知られていない「被災地の陰の部分」を、次々と知ることになりました。また、さまざまな
被災者の本当の姿を見て、助けることの難しさを実感しました。仕事のために読んだ本の数は、
数十冊に上ります。また時々、休日に災害ボランティアを行ったり、他の被災地域にも行って、
状況を確認していました。
これら「被災地に住んで働き体験した本当の話」を基に、被災者支援の基礎から問題点、
今後のあり方などをお話しできればと思います。現在の防災教育には、発災後に実施される
被災者支援制度についての周知・啓発が、あまり行われていません。被害を予防・軽減する
防災教育は必須ですが、被災した場合の救済制度を知っておくことも大切です。この知識があれば、
自分が被災したとき、ほかの人を助けるときなどに、大いに役立ちます。また、社会全体で、
その仕組みを知り、問題を事前に改善しておくことも大切です。
またとない機会に、こういった現場の声を聞いて見てみませんか。


ファイルイメージ

チラシ