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活動の記録

被災地ではたくさんの民間企業が復興に向けて、それぞれの得意分野を発揮しながら
様々な取り組みを行っています。


今回は総合人材サービス業株式会社パソナの取り組みをご紹介します。
パソナでは岩手県盛岡市、大船渡市、陸前高田市人材育成の事業を展開しています。
それぞれの地域の企業や事業者と提携し、一定期間パソナで研修生を募集・育成したうえで
それらの事業者に就職していただくというスキームを用いています。
 
被災地での求人・求職のミスマッチという課題は根深いものがあります。
人材サービスのプロであるパソナをはじめとする多くの民間企業や行政・NPOなどがしっかりと連携し
共通の課題を解決していけるようIFCでもその仕組みづくりなどをしていきたいと思います。


和 RING-PROJECTさんでは、被災地の方々が
自宅や自宅周辺の瓦礫(主に木片・竹など)を拾い集めた
その破片からキーホルダーを製作されています。

被災し多くを失いながらも故郷に残る事を誓った若者と、
仮設住宅で生活する女性や高齢者の方々が、
一つ一つ手作りで作る作品を皆様の元に届ける事、
故郷に残る人々の支えとなり復興支援を行う事、
また、人と人の繋がりの大切さを尊重し、
世代・性別を超え、支えあえる人間関係を築き上げる事を活動方針とされ、
釜石市、大槌町の方々が中心となって活動されています。

団体のモチーフとなっている「和」の字は、
大槌町出身の天才書道家、高橋卓也君(12歳)に
書いて頂いたとのことです。

現在、キーホルダー以外にも山形県天童市の多田木工所さんと
コラボレートし家具を製作するプロジェクトも進行しているようです。

http://www.tadamokko.com/collabo2012/process.html


先日ご紹介させていただいた「ミニ学園祭」が行われた
釜石市の青葉公園商店街に「インターネット de かだって」が
4月からオープンしています。

こちらはフリースポットであると共に、
自由に使えるパソコンが4台設置されています。

この場が市内に点在する仮設住宅に住む人たちの集いの場として、
また、インターネットを利用しての相互の情報連絡の拠点としても
ご利用いただきたいとのことです。

なお、同じく釜石市の只越町には
みんなの家・かだって」というフリースポットもオープンしています。

こちらにおいても、休憩場所やちょっとした打ち合わせなどに
是非ご利用いただきたいとのことです。

釜石に行かれた際には、
いずれの「かだって」にも是非お立ち寄りください。


浪板海岸を臨む「ベルガーディア鯨山」で
ツリーハウスの製作が行われています。

ベルガーディア鯨山は、
管理されているご夫婦が
10年以上かけて作ったオープンガーデンでして、
その敷地内には、会えなくなってしまった人に
思いを伝えるための電話ボックス「風の電話」や、
地域の子どもたちが自然の中でゆっくりと
本を読むことができる「森の図書館」などがあり、
震災によって傷ついた人々の心を癒す場となっています。

このツリーハウスも、
近隣の仮設住宅にお住まいの方々などが集う
新たな憩いの場として使ってもらえることを願い製作されています。

また、それを一緒に製作することもできます。

【ツリーハウス製作】
■日時:9月18~22日、28日~30日/9:00~16:00
※基本的に参加費は無料です

なお、現在、盛岡の子ども絵と造形のサークル
「アトリエすみれ&こだま」の方々の絵を、
「森の図書館」に展示しております。



【くじら山元気!展】
■日時:9月16日~10月21日/10:00~16:00(月曜定休)
※入場無料

上記2つのイベントに関するお問い合わせ先を下記します。

また、その他にも様々なイベントや会合などで
是非ご利用いただきたいとのことです。

ご興味のある方は、下記お問い合わせ先まで
是非ご連絡ください。


【お問い合わせ先】
ベルガ―ディア鯨山/佐々木格
■TEL:0193-44-2544・FAX:0193-44-2544
■Mail:bell-gardia@aqua.plala.or.jp
■受付時間:AM 10:00 ~ PM 16:00


 拝啓 初秋の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より岩手県内における復興および市民活動の推進にご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 この度、当団体は岩手県復興局生活再建課と協働で、応急仮設住宅にお住まいの世帯ごとの皆様の
生活の状況をお伺いし、応急仮設住宅における生活課題を明らかにし、
改善につなげることを目的として「応急仮設住宅周辺環境調査」を実施いたしました。
 今回、この結果を広く公表することで、さまざまな関係機関、支援団体と課題を共有し、
より復興に向けた活動が促進されることを期待しております。
今後とも、岩手県における復興の促進へのご理解、ご協力を重ねてお願いいたします。
                                       敬具

                      平成24年9月21日
                      特定非営利活動法人いわて連携復興センター
                               代表理事  鹿野 順一


なお、本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人いわて連携復興センター 北上サテライト
〒024-0061 岩手県北上市大通り1-8-23
Tel:0197-72-6200  Fax:0197-72-6201


ファイルイメージ

応急仮設住宅周辺環境調査報告書(2012年8月31日)


震災からの復興に向けてさまざまなNPOや行政、教育機関および多くの民間企業など、
さまざまなセクターがそれぞれの強みを生かした取り組みを行っております。

去る9月13日、北上市にて企業のCSRや復興支援室の方々が集い、情報交換を行う交流会が、
きたかみ復興支援協働体主催で開催されました。きたかみ復興支援協働体は、『内陸避難者の支援』と
『支援者どうしの交流の場』という2つの機能を持つ、「震災復興ステーション」の運営を行っており、
今回の交流会は『支援者どうしの交流の場』の位置付けから、企業の方々の横のつながりを作ることを
目的として、情報交換会というかたちで開催されました。IFCはこのきたかみ復興支援協働体の
メンバーとして参加いたしました。

参加した企業の担当者から、現在どのような取り組みを行っているか、どんな課題があるかなどを共有し、
その後きたかみ復興支援協働体および復興庁から、情報提供がありました。

多くの企業が各地域でさまざまな取り組みを行っております、今後ともより連携し、
さまざまな人たちが復興に関われるよう、いわて連携復興センターとしてもしっかりと環境や仕組みを
作っていくことが重要であると感じました。


文化芸術を活用した、大槌町まちづくり人材育成事業、ひょっこりひょうたん塾では、
フィールドワーク演習として 6月からきむらとろうじんじんの「野点」(のだて)セミナーを
実施してまいりました。

【野点(のだて)とは?】
きむらとしろうじんじんの野点(のだて)は、陶芸+お抹茶屋台です。
素焼きのお茶碗をひとつ選び絵付けをし、樂焼き(らくやき)という方法で
焼き上げられた自作のお茶碗でお茶をお楽しみいただけます。

塾では、これまでのセミナー参加者と共に、「野点」の現場でお客さんを
迎えていただける当日スタッフ、そして参加者を募集中です!
3日間の開催場所は、どこも大槌の魅力がたくさん詰まっています。
秋の大槌で、いろとりどりのお茶碗に囲まれながら、
じんじんさんの陶芸屋台カフェでおもてなしの場を楽しみませんか?

当日スタッフは、会場準備や、お茶碗磨き、絵付けのサポートなど
初心者の方でもできる作業です。
スタッフの活動時間(9:00~21:00)のうち、3時間以上お手伝いいただける方は、
お気軽にお問い合わせ・お申込ください!
※陶芸・茶道の経験不問。老若男女募集です。
みなさまのご参加をお待ちしています!


【日程】
◉9月29日(土)本番1回目
 開催場所:常楽院(大槌町赤浜1)
 時  間:11時ころから日暮れまで
 
◉10月3日(水)本番2回目
 開催場所:桜木町児童公園(大槌町桜木桜木町西側突き当り)
 時  間:11時ころから日暮れまで

◉10月7日(日)本番3回目
 開催場所:大槌駅前広場(大槌町本町1-1)
 時  間:11時ころから日暮れまで

*お茶碗の絵付けは、1個1,500円、お抹茶は一杯300円です。
 お茶碗を作る場合の所要時間は、約40分以上です。
 1日に焼く事のできるお茶碗の数は、35個までですので、
 売り切れの際は、お許しください。

*雨天決行です。ただし、荒天の場合は、場所を変更したり、
 中止することがありますので、当日お問い合わせください。

【当日スタッフ体験説明会】
★9月26日(水)体験説明会 
 開催場所:北小仮設商店街内 きらり駅付近(大槌町大槌第23地割9)
 活動時間:10時~18時 

当日スタッフの詳細はこちらからどうぞ!
http://hyotanjuku.jimdo.com/2012/09/01/きむらとしろうじんじんによる野点-スタッフ大募集/

【お申込・お問い合せ先】
ひょっこりひょうたん塾事務局
Email: hyotanjuku@gmail.com
Tel: 090-6229-4621


9月15日、釜石市の青葉公園商店街で行われた
「釜石応援GIRLS ミニ学園祭」のお手伝いをしてきました。

今回で4回目となるこのイベントは、
甲南女子大・神戸女学院大・奈良女子大・同志社女子大の
約30名の大学生で結成された「釜石応援ガールズ」が
青葉公園商店街で「ミニ学園祭」として、
様々な企画を催すものです。

出店もしており、
そこではお好み焼きと焼きそばとイカ焼きを合わせたプレートを
販売しており、また、ご当地ビアガーデンとして、ビールはもちろん、
京都・奈良・兵庫の地酒と釜石の地酒の飲み比べも行っていました。


出店以外では、子供たちと女子大生が触れ合うゲームや
夕暮れ時からは星空シアターとして、野外で映画が上映されました。


華やかな雰囲気の中、最初から最後まで
子供からお年寄りまで多くの方で賑わっておりました。

商店街はもとより、地域の活性化のためにも、
是非これからも継続的にやっていただきたいと思いました。


新生おおつちは、5月にさわやか福祉財団さんが主催された
『大槌の未来を考える会』に出席された有志の方々で
「自分たちの町の事は自分たちで考え行動しよう」という、
『町内ぐるっと見守り隊』の基本理念を掲げ、
地域で高齢者や子育て世帯、次世代の子供たちを
見守って行こうとの思いから立ち上がった
ボランティア団体です。

そして、7月に大槌町社会福祉協議会の主催する
『大槌町NPO・ボランティア団体連絡協議会』に加盟し、
活動を行われています。

実際の活動内容としては、
仮設の談話室を中心に手芸サロンを開催されたり、
地元のまつぼっくりを利用し、全国の方々から頂いた端切れや着物等から
「華ぼっくり」というコサージュを手作りし、販売しています。

その利益のほとんどは製作者の手に渡り、
生きがいを持って活動されております。

また、それだけではなく、
ちょっとしたことでも自分たちのできることをやっていこうと、
活動範囲を広めてらっしゃいます。


9月9日に一ノ関駅東口交流センターで行われた
「いちのせき市民フェスタ12」に参加してきました。

主催:いちのせき市民活動促進会議インアーチ
後援:一関市
事務局:いちのせき市民活動センター

このイベントは、一関市民のまちづくりへ参加や交流を図ることにより、
市民主体による地域社会の活性化を目指して毎年行われているもので、
一関市内のNPOによる演奏やステージ、
活動内容の展示や体験コーナーを提供するブースが数多く出展されました。
また、今回は大槌町の「おらが大槌夢広場」さんによる海鮮焼きそばの販売も行われました。

いわて連携復興センターは、全国の市民活動や地域づくり活動の事例を閲覧、活動資料等を
入手できるブースコーナー、「全国地域事例トレーディングパーク」に出展させていただきました。

各出展団体には事例の解説時間が設けられておりましたが、
それに先立ち、株式会社ファミリアの島田昌幸氏の基調講演がありました。

島田氏は、復興に向け、新たな雇用と東北の再生モデルの創出を目指した
農林漁業の6次産業化を広く展開されており、
その先進的な事例は非常に参考になりました。

全体を通しても、各地域の事例を聞くことができ、
また、その団体の方々やご来場の皆様とも交流ができたことにより、
新たなネットワークを生むことができたイベントでした。


NPOは、それぞれ理念を持ち、その理念を自らの行動で実現を目指すために
結成された団体です。
その活動のすべてを無償で実現させることは困難であり、
それなりの活動資金が必要となります。
また、被災地の為に何かしなきゃ!と立ち上がったはいいものの、
手弁当ではすぐに底がついてしまう場合があります。
寄付や助成金など、資金を獲得する方法は様々あると思いますが、
その中でも今回は、プロジェクトを実行したい人を支援する
日本初のクラウドファンディング「READYFOR?」をご紹介します。

READYFOR?(レディーフォー)とは、"実行者"を支援する日本初の
クラウドファンディングです。(※以下、「READYFOR?」HP参照)
音楽・映画・アート・テクノロジーなどのクリエイティブな活動はもちろん、
夢を持つすべての"実行者"がアイディアをサイト上でプレゼンテーションすることで、
多くの人から支援金を集めることができます。
またプロジェクトを支援した人は、プロジェクトが「成立」した時に"引換券"を
受け取ることができます。
ただし、募集期間内にプロジェクトの目標金額が全額集まった場合のみ、
プロジェクトを「成立」させるための資金を得ることができます。
1円でも満たない場合、支援金はそれぞれの支援者に全額返金されます 。

詳しくはこちら→https://readyfor.jp/projects/otsuchi-future-paper/comments?page=2

プロジェクト実現までのプロセスを、提案した実行者がプラットフォーム上で共有し、
支援した支援者が一緒になって夢を実現できる仕組み。
実行者の情報を広く発信することが出来るだけでなく、そのプロジェクトを応援する方々から
支援金も集めることが出来る、新しいスタイルの資金調達方法と人々との新たな可能性が
生まれる場だと思います。


ひょっこりひょうたん塾【主催:ひょっこりひょうたん塾、大槌町、東京都、
東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、
特定非営利活動法人いわて連携復興センター】による、第三回文化芸術まちづくりゼミは、
「世界に発信できる大槌ブランドを考える」と題し、講師に太刀川英輔さんを迎え、
地域資源を再発見するツアー、大槌ブランドを考える交流ワークショップを実施します。

太刀川英輔さんは、「見えない物をつくる職業」という意味を持つデザイン事務所NOSIGNERの代表で、
デザインによってソーシャルイノベーションを生み出すことを目指して活動しています。
新領域の商品開発やコンセプトの設計、ブランディングを数多く手掛け、
経済活動としてのデザインのみならず、科学技術、教育、地場産業、新興国支援など、
社会的意義を踏まえたデザイン活動を続けていらっしゃいます。

今回の塾では、食、海、歴史、文学、そして人。「大槌ならではの魅力って!?」という問いに対し、
「デザイン」という切り口で考えていきます。

みなさまのご参加をお待ちしております。


【日時】9月15日(土)15:00 開始  16日(日)13:00 終了
【場所】上町ふれあいセンター、城山体育館 トレーニング室

【タイムスケジュール】
15 日(土)「大槌ツアーと大槌ブランディング大喜利」
14:30~15:30 講師プレゼンとワーク説明(会場:上町ふれあいセンター)
15:30~17:30 大槌魅力発見ツアー
17:30~19:30 ポストイット大会+大喜利(会場:城山体育館 トレーニング室)
19:30~21:00 交流会

16 日(日) 「ブランディングワークショップ」(会場)城山体育館 トレーニング室
9:30~10:30 講師レクチャー
10:30~12:30 ラウンドテーブルでのワークショップ
12:30 終了

【参加費】無料

(交流会、食事、宿泊費は各自実費負担)

お申込みや、詳細は下記のURLからどうぞ!
http://hyotanjuku.jimdo.com/


9月4日、紫波町のオガールの交流ステージで行われた、
浜のミサンガ「環」の仕掛け人である雫石吉隆氏の講演を
聞いてきました。

主催:特定非営利活動法人 紫波さぷり

「三陸のこと、いっしょに考えよう」と題され、
ミサンガを作ろうと思った経緯とその想いを、
ミサンガのCMやポスター、
また、ご自身が事務局長を務めてらっしゃる
三陸に仕事を!プロジェクトのHPを見ながらお話いただきました。

震災により何も無くなった場所に
仕事を作りたいという想いから始まり、
それが現地の方々の生きがいになっていったという、
そのお話はとても感動的でした。

ミサンガにとどまらず、
今後も新たな仕事作りとそれに伴う雇用の拡大をお考えで、
非常に参考になる部分も多いお話でした。


9月2日から3日にかけて、
仙台市の秋保温泉「木の家」で行われた
ETIC.右腕合宿に参加してきました。

東京に拠点を置くNPO法人ETIC.から
岩手・宮城・福島の各支援団体に派遣されているスタッフ(通称:右腕)が
その派遣先や地域の課題を共有し、意見交換を行うとともに、
右腕として派遣されている目的意識を再確認することを主旨とした合宿で、
定期的に行われています。

ETIC.のスタッフを含めると40名ほど参加しており、
2日間にわたり活発なワークショップが行われました。

この合宿は、団体や地域の垣根を越えて連携を深める一つの手段として、
非常に有効だと感じました。

また参加させていただきたいと思います。


9月1日、遠野市民センター 大ホールで行われた
「岩手 ドリームプラン・プレゼンテーション」に参加してきました。

この大会は、株式会社アントレプレナーセンター
代表取締役でもあり、いわて起業家大学の主任講師でもある
福島正伸氏が実行委員長と講師を務めてらっしゃる
「夢の国東北プロジェクト 起業家スクール」の受講生が考案した
事業プランを発表するものでした。

まず、福島氏の講演があり、
このプロジェクトを立ち上げた経緯とその想いを
聞かせていただきました。

その後、選出された受講生6名が
10分という与えられた時間内でプレゼンを行いました。

その魅力あふれる夢のプランの数々に、
会場は、時に笑いにあふれ、時には涙に包まれました。

その中には実際に動き出してる事業もあり、
東北に新しい可能性が生まれつつあることを感じることができた大会でした。

今後、岩手では沿岸部で起業家スクールが開かれるようですので、
ご興味のある方は是非下記HPをご覧いただき、
その予定等をご確認いただければと思います。

http://www.entre.co.jp/yumenokuni/


東日本大震災で被災した方々の生活を再建し、安心して暮らせるように様々な制度が用意されています。
その制度をまとめたものが「暮らしの安心ガイドブック」です。
被災された方々のために作成され、広く配布されていますが、
被災された方々からも「読むだけではなかなか理解できない。噛み砕いて説明してほしい」という意見が
寄せられておりました。それをもとに岩手県復興局生活再建課主催で、
被災者のために支援団体が噛み砕いた説明をできるように、
支援団体向けに「暮らしの安心ガイドブックセミナー」が開催されています。
今回は大船渡での第2回目のセミナーに参加してきました。

参加した方々は大船渡市内で活動するNPOや支援団体はじめ社会福祉協議会の皆さんが中心で、
質疑の際には時間いっぱいとても活発な議論となりました。
これを機に各地で行政と支援団体が協力する形で、制度への理解が深まることになればと感じました。


ファイルイメージ

暮らしの安心ガイドブック


9月1日-2日
NPO育成・強化プロジェクト
第一回全体会議が開催されました。
(主催:認定NPO法人日本NPOセンター 協力:NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン

5月30日から始まった、「NPOを磨く15の力」の集合研修を終えた、3県のメンバー、メンタ―が集合し、
合宿を行いました。(岩手県のメンバーは21団体)
100名弱のNPO関係者の合宿はまさに圧巻です。


当日は、今後のプログラムについての説明や、日本NPOセンターの新代表の早瀬さんからの基調講演
「NPOで働くということ」などが提供されました。


また、今回の醍醐味は、岩手、宮城、福島の参加者が県をまたいで交流できたこともあります。
それぞれのテーマ、心境などメンバー同士での共有も見られました。


今後は、日本の先端を担う、全国支援センターの皆様が、各メンバーのメンタ―となって頂き、
それぞれの活動や、基盤強化に向けて伴走して下さいます。

地域の課題解決に向けて各メンバーのご活躍のお手伝いを私たちもさせて頂きます。



8月29日、盛岡市のアイーナにて開催された
「子どもの参加・推進フォーラム」~子どもたちが復興において果たせる役割~
(こども☆はぐくみファンド事業)に参加してきました。

主催:公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
実施:一般財団法人 地域創造基金みやぎ

後援を3県連携復興センター(いわて連携復興センター、ふくしま連携復興センター、
みやぎ連携復興センター)がさせていただきました。

フォーラムは、第1部「事例報告」、第2部「フロアダイアログ」、
第3部「こども☆はぐくみファンド」「フクシマ ススム ファンド」説明、
質疑応答の3部構成で行われました。

第1部の事例報告では、
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの津田氏より、
まちをより良いまちにするために、子どもたち同士で活動する
「子どもまちづくりクラブ」の説明と報告をいただき、
次に、山田町教育委員会 学校教育課の古舘氏より、
山田町の子ども参加によるまちづくり(CCFC)事業の
事例を報告いただきました。

続いて、(特活)@リアスNPOセンターの鹿野氏より、
釜石市のNPOがCCFC事業に関して震災以前から行っている取り組みと、
震災以後の活動の報告をいただき、
最後に、奥州市水沢青少年育成市民会議の大村氏より、
1999年より開設されている中高生の居場所「ホワイトキャンパス」の成果から
子どもの社会参画を進めるためのお考えを発表いただきました。

以上4つの事例を参考に、岩手大学 教育学部の田代教授より
これからの課題と展望をまとめていただき、
その後、参加者の皆様からそれぞれの立場からの意見や感想をいただきました。

全体を通して、子どもが社会参画をする重要性を再認識することができ、
情報共有や意見交換できたことによって、
その意識をより高めることができたような気がいたします。

いわて連携復興センターとしては今後ともこのような取り組みを
サポートさせていただきたいと思っております。


いわて連携復興センターを含む被災3県の連携復興センターでは、
震災における全国ネットワークであるJCNと協力し岩手・宮城・福島
それぞれで「現地会議」を開催しています。
今回は宮城の状況を学ぶべく、8月22日宮城での会議に参加してまいりました。
参加人数は100名ほど。初参加という新規団体も多く、
会議ではそういった方々の積極的な発言もありました。
岩手においても今後復興へ向けて課題は日々変化していきます。
その変化をとらえ先読みし、今後につなげていくことが大事だと感じました。

--【ご登壇者一覧】------------------------------------------------
塚本卓 氏(一般社団法人 気仙沼復興協会 福祉部 事務長)
氏家義明 氏(NPO法人 がんばッと!!玉浦 副理事長)
佐藤貞子 氏(七ヶ浜町仮設店舗 七の市商店街 佐藤魚店 店主
黒田裕子 氏(NPO法人 阪神高齢者・障害者支援ネットワーク 理事長)
稲垣文彦 氏 (社団法人 中越防災安全推進機構 復興デザインセンター長)
浅野泰彦 氏 (社会福祉法人 柏崎市社会福祉協議会 事務局長)
------------------------------------------------------------------


今年6月に日本マイクロソフト株式会社と、岩手県において、ICTによる地域活性化について
連携する覚書を交わされました。
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=4163
この覚書には、岩手県と日本マイクロソフト株式会社が、
協働で実施する4つのプログラムが実施される項目が盛り込まれ、
その中に「NPO基盤強化プログラム」が入っております。

岩手県内の各地域の中間支援NPO、15団体で構成する
『いわてNPO中間支援ネットワーク』では、
この事業に関して協力させて頂いており、
今回のプログラムは、いわて連携復興センターが窓口担当をさせて頂いております。

今回と次月は、中間支援NPOを対象としたワークショップで、、
これを踏まえ、第3回目以降に予定されている、岩手県内のNPO向けICTセミナーの
コンテンツをマイクロソフトさんが検討して下さることになっています。

第1回目の講師は、ナレッジネットワークの森戸裕一氏。
SNSや、クラウドシステムなどの活用についての講義に交えて、NPOの課題を引き出して頂きました。
岩手県のNPO担当課も出席頂き、まさに、企業、行政、NPOの協働事業となりそうです。

これを反映して、第3回目以降の講座がスタートします。