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研修報告

2015年9月25日(金)~9月27日(日)、岩手県遠野市の「柏木MASSE」にて、
公益財団法人日本財団の助成を頂き、
「2015年度コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップin岩手」を開催いたしました。
参加者は東日本大震災の復興に向け最前線で活動する方、地域課題解決を目指し奮闘する社会起業家、
ソーシャルワーカーを目指している学生などなど、岩手県内外から多様な14名の参加を頂きました。


自分自身のストーリーを語り、相手の心を動かす「パブリックナラティブ」をはじめ、
「関係構築」「チーム構築」「戦略立案」「アクション」など、
市民の力で自分たちの社会を変えていくための手法を様々な事例をもとに学んでいきました。

どのパブリックナラティブも心を打つものばかりでしたが、
特に印象的だったのは、コーチングを受ける前と後との違いに毎回驚かせられたことです。
自分を見つめ、それを言葉として紡いでいく…。
すべての人1人1人に素晴らしいストーリーがあることを改めて認識することができました。


最後の振り返りには、目まぐるしいスピードで過ぎ去った2泊3日の出来事と学び、
そしてやり切った充実感が表れていました。
「資源が当事者という事も気づかされた。やさしいメンバーに支えられた」
「これからチームでやっていく時にこの学びが活かせるなと思った。ワクワクしている」
「3日間参加して個性豊かなメンバーに会えてよかった。居心地の良い空間だった」などなど、
仲間への感謝や次のアクションを聞くことができ、とても一体感のある場となりました。


岩手では、昨年もこのコミュニティ・オーガナイジングのワークショップを開催させていただき、
その後、参加者有志により自発的な勉強会の場が設けられています。
今回の参加者にも、ワーク終了後も何かしらの繋がりが生まれること、
また、この学びを東日本大震災の復興をはじめ、全国の社会課題解決に向けた活動に
生かしていただけることを期待します。