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団体紹介(県内)

盛岡市三ツ割の「八百よろず屋ちいさな野菜畑」内に放射性物質の測定器を備えた研究所が6月開設しました。
今回の東日本大震災で岩手県でも津波による甚大な被害だけではなく、
放射性物質による被害も存在し、市民の放射能・放射線量被爆への関心は高まっています。

岩手県内の汚染状況は、地域により様々ですが、特に岩手県南部の一関・平泉・前沢・水沢などの地域には、
比較的高線量が計測される地帯があります。
こうした中、住民の有志らで出資し「EMF211型ガンマ線スペクトロメータ」という測定器を導入し測定を開始。現在は、一般の消費者や生産者を広く受け入れ、持ち込まれた食品や農作物の放射性物質を測定サービスを始めている他、岩手県内の農産物や土壌などを日々測定しています。一般市民や農家の個人などから測定しています。
測定には要予約で、牛乳パック1本分(1リットル)以上の細かく切り刻んだものが必要とのことです。
測定結果は団体HPを通じて公表しているそうです。

問い合わせは、「八百よろず屋ちいさな野菜畑」内 いわて食と農の情報室 019-661-7170

※いわて食と農の情報室→http://www.foodagrism.net/about/


岩手県内でも東日本大震災以前から、生活相談や就労支援といったいわゆる
パーソナルサポートの取り組みがされてきました。
震災以降は被災地でのニーズが増大することが予想され、
その取り組みがいっそう手厚くされてきています。
いわて県南パーソナルサポートセンターでは岩手県奥州市の複合施設メイプルに拠点を設け、
沿岸部でのニーズ掘り起こしや、周知・告知、また、寄り添い型の生活相談や、就労支援を行っています。

震災からある程度の時が流れ、被災された方々はもちろん、
支援する側の方々もさまざまな課題や問題に直面し、悩みを抱えている状況です。
「悩みを抱えている方々を直接救えるわけではないかもしれないが、
面談し、ともに寄り添い、一緒に自立することや立ち直っていくことを目指しています」と、
同センターのスタッフの方が語っておられました。
こういった震災以前からの確かな活動が、復興へ寄与していることを強く感じました。


日時:7月15日(日)
場所:宮古市 合同資源産業敷地内
主催:サマーフェスみやこ実行委員会

このイベントは、宮古市内の有志の方々が集まり、全国からの支援に感謝を発信と、地元を元気にしようと、地元の有志らで企画したイベントです。
いわて連携復興センターも情報発信などで協力させて頂いておりました。

当日は、小雨の降る中、市内外から沢山の方々が来場していました。
ステージでは、宮古市内の小学校合同のブラスバンド演奏や郷土芸能など子ども達の
出演もあり、「日本全国からの支援にありがとう!」と発表されていました。


「『サマーフェスみやこ~ありがとうを届けよう~』開催」の続きを読む

平成24年7月3日

5月18日に、もりおか復興支援センターの2階に、復興支援に関わる方のバックアップ機能として、
もりおか復興サポートオフィスが開設しました。
こちらのオフィスは、盛岡市の委託を受け一般社団法人東日本絆コーディネーションセンター
運営しています。
パソコン、印刷機、作業テーブルが使用できるとのことで、会議前後の資料整理や
助成金情報や沿岸市町村の復興計画などの資料が閲覧・相談が出来るとのことです。

復興関連業務を行っている自治体職員や復興支援活動を行っている個人・NPO等、
支援団体の方のセカンドオフィスとして、お気軽にお立ち寄りくださいとのことでした。

これからさらに、岩手県内のつながりが必要になります。
北上市、盛岡市等のように、内陸市町村の役割も重要になってきます。
復興に向けて「オール岩手」体制で取り組んでいけるように、IFCも活動して参ります。


平成24年6月30日

大槌町にて「おおつちありがとうロックフェスティバル」が開催されました。
主催:大槌 STANDING STANDING

1年前の震災によって、沢山の悲しみと絶望の中、自分たちを勇気づけてくれた
大好きなロックと、岩手県内外の沢山の方々からの支援に感謝しようと、
大槌町の有志らで、このイベントは開催されました。

会場は、マスト屋上の「ありがとうステージ」と「えがおステージ」、
復興食堂の「おらがステージ」、大槌北小学校の「きらり絆ステージ」、3会場で行われ、
各会場では、地元の郷土芸能や被災したアマチュアバンド、有名なロックアーティストの方々が
歌とバンドで被災地に元気をくださいました。
ご出演頂いたアーティストの皆様、本当に有難うございました!



大槌高校の生徒さんが、4日間かけて焼き上げたというクッキーも来場者に配布されていました。
クッキー1枚1枚には、高校生からの感謝の気持ちが書かれた、手書きのメッセージが入っていました。



「「おおつちありがとうロックフェスティバル」開催」の続きを読む

岩手県内各地でまだまだ復興に向けた取り組みがなされています。
7月1日、奥州市にも内陸からの支援の拠点として「ホープラザ・奥州」が開設しました。
この場は奥州市の官民連携復興ネットワークである、復興支援奥州ネットさんの活動拠点でもあり、
沿岸部から奥州市など内陸に避難されている方々の交流の場でもあります。

県外からボランティア活動に参加される方にも立ち寄ってもらい、情報を提供することも含め、
ホープラザを拠点に沿岸部支援を充実化させていきたいと、大江氏(復興支援奥州ネット理事長)が
熱く語っておられました。


津波の爪痕は今も深く、浸水地域ではその活用がどのようなものになるのか、
難しい状況が続いています。
更地と化したまま手つかずで、荒れ地になろうとしているところも
多いのが現状です。

そんな中住民が立ちあがり、浸水地域の景観を守ろうとする動きがあります。
岩手県大船渡市に拠点を置く『NPO法人越喜来の景観形成と住民交流を図る会(通称:リグリーン)』
をご紹介します。

更地から荒れ地になろうとする土地を牧草地化し、
綿羊を放って景観形成を守る取り組みです。

同時に、仮設やみなし仮設、在宅などさまざまな状況が生まれてしまった地域に
もう一度住民交流を取り戻すことも目的としています。

地域住民の復興へ向けた動きを、応援していきたいと思います。


岩手県沿岸広域振興局(所在地:釜石市)の4F大会議室の前では、
写真の様に、「復興カメラ」パネルが展示されています。

この事業は、釜石のアットマークリアスNPOサポートセンター
岩手県沿岸広域振興局の「地域コミュニティ再生事業」を受託し、
その一環で行っているそうです。
この他、「キックオフ」などの情報誌も上記事業で行っており、
釜石、大槌エリアのNPOの情報発信も担ってらっしゃいます。
 
こうした、他団体さんの活動報告も今後、あげさせて頂きます。


震災から1年が経過し、家を流された方の多くは仮設住宅暮らしを余儀なくされています。

こども達も同様、限られた仮設のスペースで勉強したり、友達と語らう場が失われた生活を
余儀なくされています。

今回はそんなこども達にサンマを提供する「こどものエンパワメントいわて」
の浅石さんにお話を聞きました。

サンマといっても秋の味覚のあれではないです。
三間(サンマ)とは・・
◆空間・・・「学びの場」として安全・安心な教室があります
◆時間・・・平日の放課後や休日に学習時間を確保します
◆仲間・・・一緒に遊ぶ仲間だけではなく、教育現場の経験をもつ学習支援員、
      若さと元気いっぱいの大学生・・心強い仲間がいます。


こどものエンパワメントいわては、週に数回、地域の教育委員会や社会福祉協議会と連携し、
放課後ないし週末の自習の場や、友達と話しながら取り組める場の提供をしています。
ここに集うこども達が求めているのは、落ち着いて勉強できる環境や、友達との語らいの場です。


大学時代は福祉サービスを学んだという浅石さん。
「将来的に福祉を通して震災を振り返りたい」と語ってくれました。


福祉フォーラム東北は、東日本大震災からの復旧・復興をめざし、
地域のこどもから高齢者まで誰もが安心して暮らせる地域社会づくりに取り組んでいます。
地域・行政・NPO・企業など様々なセクターを超えた連携をめざし、保険・医療・福祉が
一体となった事業所の開設に取り組んでいます。

陸前高田市米崎町のプレハブに暮らす同団体の佐藤一仁さんにお話を伺いました。

プレハブの隣には畑があり、地域の方々とともにつくりあげるかたちになっています。
早朝から地域の方が立ち寄り憩いの場ともなっていました。

今後は障がいを持つ子どもや、高齢者の方などを含む地域住民全体という包括的な福祉サービスを
展開する拠点となります。同様の活動をされている団体や、何か一緒にできる方がいれば
ぜひつながりたいと語っていただきました。


5月22日、陸前高田まちづくり協働センターの開設記念行事に参加してきました。
当該センターは、陸前高田市において「地域の困りごと」「まちづくりへの思い」など、
実現、解決に向けて一緒に考え、まちづくり・市民活動に関する支援を展開する予定とのことです。
式典では陸前高田市副市長である久保田崇氏より、市としての協働、そして復興に対する思いを
お話しいただきました。

センター長はNPO法人レスパイトハウス・ハンズ会長であり、いわて連携復興センター副代表の小野仁志氏。
いわて連携復興センターとしても、今後陸前高田における市民活動のサポートができるよう、
陸前高田まちづくり協働センターと連携して取り組んでいきたいと思います。


未曾有の被害を及ぼした昨年3月11日の東日本大震災。
あの日、秋田県五城目の老人クラブの皆さん約40人が岩手県大槌町へ旅行中に被災。
宿泊先の大槌町浪板観光ホテルの従業員による必死の避難誘導で、全員命を救われ
その後も、町ぐるみの付き合いで絆を深めてきたそうです。

震災による、結ばれた強い絆がきっかけとなり、大槌町と秋田県五城目町の両町の
中間地点にあたる花巻市西宮野目に、被災地支援アンテナショップをオープン
することとなったそうです。
また、この事業は花巻市の緊急雇用創出事業を活用し、市内で暮らす大槌町の被災者ら
6人を雇用しているとのことでした。
今回、いわて連携復興センターでは、沿岸被災地の商品を販売するにあたり
一般社団法人おらが大槌夢広場さんをご紹介し、復興支援商品「チョコボ」を
店頭陳列する運びとなりました。

この日は開店を祝って、秋田県五城目町夫人有志による、郷土料理「ダマコ鍋」や
三陸のサンマのお振舞、五城目天翔太鼓、男鹿のナマハゲなどの郷土芸能も披露され
沢山の方々で賑わいました。



店内には、五城目町の民芸家具や加工品のほか、大槌町の菓子や海産物
がれきのキーホルダーといった復興関連グッズなどを販売し、
売上金を出品者に還元するそうです。



毎月11日には「3月11日を忘れない」という事で、伝統ある五城目町の朝市などの
イベントを開催するなど、店名の結海(ゆうみ)=「You and Me」のように、
人々がふれあい、交流でき沢山の出会いやつながりの場となればいいと思いました。

是非、岩手にお住いの方はもちろん、県外にお住まいの方も、
お近くに来た際はどうぞお立ち寄りくださいませ。


【東日本大震災 被災地支援 アンテナショップ運営事業 事務局】
営業時間/9:00~16:00
〒025-0002
岩手県花巻市西宮野目11-88
TEL:0198-26-2280(代)
FAX:0198-26-5140