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研修報告

9月8日金曜日、好天に恵まれたこの日、
「さとに来たらええやん」の映画上映会&アフタートークに参加してきました。
当日は、釜石市内外から合わせて、106名が集まりました。

「映画概要」は下記のとおりです。
大阪市西成区釜ヶ崎。“日雇い労働者の街”と呼ばれてきたこの地で38年にわたり活動を続ける「こどもの里」。
“さと”と呼ばれるこの場所では0歳からおおむね20歳までの子どもを、障がいの有無や国籍の区別なく無料で受け入れる。
地域の児童館として学校帰りに遊びに来る子や一時的に宿泊する子、様々な事情から親元を離れている子だけでなく、子どもの親たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら、貴重な地域の集い場として在り続けている。
本作では「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも力強く成長していく子どもたちと、彼らを支える職員たちに密着し、子どもたちの心の揺れ動きを見つめながら、子どもも大人も抱えている「しんどさ」と格闘する人々の切実な姿を描き出いている。

お客様たちは、純粋に映画を楽しんでいるだけでなく、
その中に深く考察できる部分を感じ取っていらっしゃいました。

また、映画上映後の、アフタートークでは、
大槌町で子供食堂を開催している、ワーカーズコープ大槌東梅さんと、
岩手県男女共同参画サポーターの村上さんより、
「子育て世代をさせるために 地域の協力が必要」という実体験からのお話や、
「釜石には子供食堂のようなカテゴリーは無いので、やってみてはいかがでしょうか」との投げかけがありました。
また、震災後の子供の居場所などは、最初は、食べ物配布の場であり避難所であったが、
時間経過とともに、その機能は学習支援の場へと自然に移り変わり、
また時間経過によって更に新たな形に変わりつつあるという現状報告などもありました。

素晴らしい内容に、お客さんたちは、誰一人席を離れることなく、最後まで映画を観ていらっしゃいました。
映画上映会後に記入いただいたアンケートでは、子ども居場所だけに留まらず、地域の課題や、子育てや貧困、
不登校や待機児童問題等様々な視点からの感想があったとのことです。

こうした機会をきっかけに、支援の輪が少しでも広がることにつながればと感じました。