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活動の記録

23年11月25日(金)
本日は、ここ釜石市大只越仮設商店街オープンの日です。
仮設商店街には5棟、34軒の店舗が入られているそうで、
準備が出来次第各店舗ごとにオープンしているそうです。
内装やインテリアも各店舗さん事にレイアウトが違い、
仮設店舗とは思えないような、ステキな内装でした。

 
その中で、『エプロンハウス』の方にお話を伺う事が出来ました。
今回の東日本大震災で、自宅もお店も津波被害に遭われたそうです。
「全てを失ったけど、こうして仮設商店街に店舗を持つことが出来た。
常連さんも『懐かしい』とまた来て下さるので、とても有難いです」
と話されていました。

 


家具屋さんを営んでいる片倉さんは、

「助かった命だけど、生活も落ち着いてきた今、ふっと我に返ると、
本当に何も無くなっていた。心労だけが残ってしまった」と話されていました。

 


また、オープンイベントに合わせ、関西の女子大学の皆さんが
キャンドル作りのイベントを行っていました。
ここでは、好きな落ち葉や木の実・ビーズ等をキャンドルの中に入れ、
世界に一つだけのオリジナルキャンドルを作ることが出来ます。
参加した子供さん達は、器用に落ち葉などを張り付けて作成していました。

仮設商店街では店舗が室内にあるので、雨や雪の時でも安心です。
是非みなさん、釜石に訪問の際はよろしくお願いいたします。
私も個人的に、また買い物に行きたいと思います。

 

本日はもう一か所、仮設商店街から徒歩1分の所にある、
ジャズ喫茶『タウンホール』さんにお邪魔しました。

 

室内はモダンな内装で、店内にはレコードから流れ出るジャズの
軽快なメロディーが流れていました。


店主の金野さんにお話しを伺う事が出来ました。
タウンホールさんは被災したビルの2階でからくも津波の直撃をのがれたそうです。
常連の方々の励ましの手紙や再開を願う声に、少しでも早く応える為に、
お盆前に合わせ、8/9に再開したそうです。
「この震災で普段出会うことがないような人にも会うことが出来た。
ボランティア等で釜石に来ていた学生が、作業が終わった後も時々訪れてくれる。
こういった繋がりを大事にしたい」と話されていました。

災害復旧はまだまだといえます。そんな中、復興の芽吹きが見えたそんな一日でした。
今後も我々いわて連携復興センターは、他団体と連携しながら、
地元住民主体の支援を続けていきたいと思います。