HOME > 告知 > 【ご案内】3月30日開催_東日本大震災シンポジウム「第1回いわてボイス~あの日から13年。今だから語れること~」

告知

岩手大学地域防災研究センターといわて連携復興センター主催のシンポジウムのご案内です。

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東日本大震災シンポジウム
第1回いわてボイス~あの日から13年。今だから語れること~
 
日  時 2024.3.30 sat 13:00-16:00
場  所 陸前高田グローバルキャンパス(たかたのゆめキャンパス)
     (岩手県陸前高田市米崎町神田 107-10)
入場無料  定員 50名  ※オンライン等による配信はございません。
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東日本大震災から13年が経過しようとする昨今、あの日からの葛藤や苦悩、むなしさ、苦渋の決断への背景などが語られるようになってきた。この13年で、三陸の人びとを中心に経験してきた災害からの復興にまつわる出来事は、必ずしもきれいごとや思い出話でくくれるものではない。一方では時間の経過によって、地域ごと個性的な物事の決め方や苦悩、葛藤は、美談や物語化として回収されていく。東日本大震災は、広範囲にわたりまちが一変してしまう未曾有の災害で、手探りの中で復旧、復興が進められてきた。当時は混沌としていたこともあり、新たなまちづくり、地域再興のためのプロセスが検証されている事例も少なく、また検証は生活者に共有されているか、疑問である。
 
いわてボイスでは、「VOICE」=あの日からの日々における葛藤や苦悩、虚しさ、苦渋の決断など、今だから語れることを語り合い、共有しあう場をデザインする。これは、誰のため、何のための復興なのかを確認するためである。そして、同じ業種や団体、組織、活動を知り、探求しながらも、多様な人びとがつながり、他者の視点、考えや知見を学び、非常時につながる関係性を縦横無尽に交差させていく。
災害が発生するたびに、同じことを繰り返すのではなく、三陸の経験をいかすにはどうしたらよいのか。いわてボイスを通じて東日本大震災からの日々を愚直に問い直し、災害に備えていく岩手を育てていきたい。
 
 
テーブル1...モンティホール
災害情報を見直す〜メディアを通じて
発災(初動)から数年間に焦点を当て、当時の取材体制、取材内容、夜災者に話を聞くことや、カメラを向けることなどについて、取材者と取材される側がともに語る場とする。住民に目を向けると、あの日あの時、マイクを向けられ拒んだ経験を後悔する人、今だから言えること、むしろ語りたいことがあるという声も聞かれる。取材者として心がけたことや、一方でいち個人としての葛藤、苦悩はあったのか。また災害情報という客観性、公平性に対する一定の担保を保持しつつも社会的に発信する意義についてどのように考えているのか・・など、取材をする側・受ける側方から当時を振り返る。
 
【登壇者】
鈴木 英里氏(株式会社東海新報社)
藤堂 光隆氏(株式会社岩手めんこいテレビ)
斎藤 孟氏(株式会社岩手日報社)
工藤 歩氏(岩手朝日テレビ宮古支局駐在カメラマン)
■コーディネーター
坂口 奈央(岩手大学 地域防災研究センター)
 
 
テーブル2....講義室
支援する側に立った時、自分たちは何ができたのか
東日本大震災を契機に、支援者となった人たちは、震災前、主掃・会社員・県内・県外にいた人など多様である。何がその人たちを支援者に駆り立てたのか。そして、何ができたのか。
東日本大震災から13年が経過した今だからこそ話せることも含め、震災直後からのそれぞれの状況を主として初動にフォーカスして細解いていく。話者からの当時の現状を伝え聞くことにより、いつどこで支援に回るかわからないすべての人たち向けて、何かしらのメッセージを考えたい。
 
【登壇者】
阿部 敬一氏(一般社団法人おらが大槌要広場 初代代表)
■コーディネーター
葛巻 徹(特定非営利活動法人いわて連携復興センター)
 
 
【お問合せ】
特定非営利活動法人いわて連携復興センター(担当:大吹)
〒024-0061 岩手県北上市大通り 1-3-1 おでんせプラザ南館7階
TEL:080-6014-2964
Mail: obuki@ifc.jp
 

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