HOME > 活動の記録

活動の記録

東日本大震災からの復興において高台移転や復興公営住宅などに関しては、
今後ますます議論が展開され、課題が顕在化してくることが予想されています。
もちろん住民間の合意形成や、行政と住民間のコミュニケーションが
より大切な要素になるとも言われております。
このような状況の下、去る10月11日、釜石沿岸振興局にて、日本都市計画学会、
岩手県沿岸広域振興局、きたかみ復興支援協働体が主催となり、
きたかみ復興ステーション出張復興サロン「復興公営住宅の整備・移転とその後~神戸市を参考に」が
開催されました。

沿岸部の行政担当課を対象とした本サロンに、いわて連携復興センターでは、
きたかみ復興支援協働体のメンバーとして参加しました。
講師には神戸の震災から復興まで、復興住宅をてがけてこられた、
現神戸市都市計画総局住宅部住宅政策課長の中原氏をお招きし、
神戸での復興公営住宅の整備の道筋や、当時の行政の動き方、
あるいは阪神・淡路大震災から約20年を経た現在となって浮き彫りになってきた
課題について教えていただきました。

すでに大災害からの復興過程を経験している先進事例として大変参考になり、
岩手にもこの経験を活かしていかなければならないと感じました。


被災地ではさまざまな場が作られ、各団体が情報交換会を開催しています。
ROAD情報交換会は岩手・宮城・福島で定期的に開催され、今回10月9日で9回目を数えました。
日本財団ROADプロジェクトからの助成を受けた団体を中心として、
各地域のさまざまな復興支援団体が集い、課題をだし、その解決策や事例を共有します。

今回のキーワードとしては「ともに歩む」という意見が多く出されました。
外部支援団体から地元へというフェーズや、地域住民が立ちあがる動きと
市民活動やNPOの関わり方についても、「ともに歩む」ことが大事だという認識です。
私たちいわて連携復興センターでも、さまざまな団体と、そして地域と、人と、
ともに歩んでいくことが求められていると感じました。


復興へ向けて各地で、日本全体としてもまだまだやるべきことはたくさんあります。
10月6日、7日、8日の3日間にわたり日本災害復興学会福島大会が開催されました。
いわて連携復興センターとして、7日の「復興人材分科会」と「生業・生活支援分科会」に
参加させていただきました。

「復興人材分科会」では、被災3県で活動するUターン・Iターンを中心とした若者たちを
パネラーとして取り上げ、それぞれの活動や、抱える課題を共有いたしました。
さまざまなバックグラウンドを持つ若者が、地域で復興に向け活動している様子を
会場全体で共有できたことと、それぞれが交流を持ちつながることができました。

「生業・生活支援分科会」ではいわゆる手仕事のこれまでやこれから、あるいは仮設住宅支援、
就労支援など広いテーマの中で課題を出し、そこから解決策を探りました。
キーワードとしては「地域資源の棚卸」ということがあげられ、支援の必要性を再認識するとともに、
地域にはどんな資源があるのかということをしっかり見つめ直すことが大事だという
意見が交換されました。岩手でも沿岸・内陸問わず地域資源を見つめ直していきたいと感じました。


いちのせき市民活動センター様から下記、ワークショップフォーラム開催のご案内を頂きましたので
お知らせいたします。

下記ご案内
**********************************************

《みちのくワークショップフォーラム》

さまざまな分野で活躍しているワークショップの達人たちが、一関に一同に集います。
自分自身で選べる体験型のワークショップに触れて、あなたのスキルアップにつなげてみませんか?
今後の地域づくり、組織運営などに生かせます。
是非、皆さんのご参加をお待ちしております。

【日時】平成24年11月17日(土)
【時間】9:00~18:00
【場所】いちのせき市民活動センター
【連絡先】TEL0191-48-3735
      FAX0191ー48-3736

※詳細は、下記チラシをご覧ください。
※参加には申し込みの必要があります。(10月27日までにお申し込みください)


ファイルイメージ

WSFチラシ超最新印刷


ファイルイメージ

参加申込書


来たる10月14日、遠野まごころネットさん主催で
第1回「一歩塾」が「あえりあ遠野・中ホール」で開催されます。

このイベントは来年の3月まで、
月1回、全7回の開催を予定されております。
*2回目以降は随時ご案内させていただきます。

地域の課題を解決するアクションを起こした先輩のみなさん。
そのお話をうかがい、自分たちの活動のヒントになればと思い、
当センターも賛同させていただいております。

詳細は、下記リンクをご覧くだいませ。

http://tonomagokoro.net/archives/34476


ファイルイメージ

一歩塾ポスター


東日本大震災から1年6か月が経過し、様々な団体による支援活動が被災地で行われています。
その支援団体同士の情報交換の場として、各地でネットワーク会議が立ち上がり、
その場で生まれた繋がりが新たな支援へと繋がってきています。
一方、沿岸だけではなく、内陸に避難されている方々の支援にも様々な団体が活動しており、
沿岸部同様、その取り組みや課題を共有することで、今後の支援への底上げに繋がると共に、
団体同士の関係構築の後押しの場となることを目的とし、10月11日、いわて連携復興センター
北上サテライト2階にて、本会議主催・開催させていただきました。

当日は、内陸避難者支援を行っている団体の代表ら約15名にご参加いただき、事前アンケートに基づく
各団体の取り組みを共有したほか、内陸避難者の現状や、今後の会議の方向性について話し合いました。
会議の中では、具体的な課題に対しての情報共有の方法や戻りたい方と内陸に住み続けたい方、
両方への支援の必要性、また内陸避難者支援を行う中での就業や生活困窮者への支援課題についてなど、
様々な意見が交わされました。
この会議は今後も継続して行う予定であり、今回の意見交換を通じて、情報共有の場の必要性を改めて感じた
会議となりました。


2012年10月12日(金) 岩手日報 掲載



2012年10月12日(金)岩手日日 掲載



学習支援室「釜石S☆Cram School(釜石スクラムスクール)」が
2012年5月、釜石市に開設されました。

東日本大震災を機に、
仮設住宅に住むことを余儀なくされた児童や生徒などに
落ち着いて勉強できる環境を設け、
日常的な家庭学習の習慣を取り戻してもらうべく、
公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)さんの全面協力により
この「釜石S☆Cram School」は運営されています。

こちらは平日は16時から21時まで、
休日は12時から21時まで開いており、
毎週火・木曜日が休みです。

対象は原則として釜石市内在住、
または釜石市内の学校に通学する中学生と高校生で、
自学自習を基本とされていますが、
希望に応じて、個別にスクールチューターが指導してくれます。
(スクールチューターの指導科目は数学・理科・英語)

また、終了時刻に合わせて、
帰宅用の車両も用意されています。(栗林・唐丹・甲子方面)

なお、釜石市の産業や歴史を学んだり、
国際交流に関する講座や、農作業などの体験活動を行う、
「社会学習支援」も毎月第2・第4土曜日に開催されています。

こちらは臨時に開催されたり、お休みする場合もあるようですので、
その他の情報も合わせて、ご興味のある方は下記URLを是非ご覧ください。

http://www.joca.or.jp/activites/disaster/tohokuearthquake/scramschool/


震災からおよそ1年半が経過しました。被災地は岩手に限らずまだまだ厳しい状況が続いています。
福島は原発事故の影響が大きく、いまだたくさんの悲しみが横たわっています。
そのような中、ふくしま復興支援シンポジウム「つながる・ふくしま」が10月2日、
福島県で開催されました。(プログラムは下記させていただきます)
参加人数は150名を超え、さまざまな立場やかかわりの方が全国から参加されていました。
グループディスカッションでは活発な議論が展開され、全国にひろがる問題が
問題の複雑化を物語っていました。
復興は岩手だけの問題ではなく、東北・全国の問題としてしっかり認識して情報発信することも含め、
取り組んでいくことが大切だと感じました。

プログラム:
10:30~受付開始
11:00~11:10 主催者あいさつ
11:10~12:10 基調講演 ゲスト:津久井 進 氏
『東日本大震災における被災者支援の展望・全体像を捉える』
<プロフィール>
1969年名古屋市生まれ。神戸大学法学部卒。
弁護士(兵庫県弁護士会)・弁護士法人芦屋西宮市民法律事務所所属。
現在、日本弁護士連合会災害復興等支援委員会副委員長、
阪神・淡路まちづくり支援機構事務局長、関西学院大学災害復興制度研究所研究員、
兵庫県震災復興研究センター監事。
著書「大災害と法」にて、災害に関する複雑な法制度を分かり易く解説したうえで、
その改善策を提言している。

12:10~13:00 お昼休憩

13:00~16:15 各分科会[それぞれの役割分担、今後の課題共有の場を図る]

テーマ①「抜け漏れない支援のあり方について」
自治体・社会福祉協議会・それぞれの専門機関・NPO等支援団体における
活動の現状と課題認識、これから担うべき役割のあり方について考える。

テーマ②「持続的な復興における新しいコミュニティ形成を目指して」
中長期的に市民団体が担うべき役割と、官民連携のこれからに向けた課題整理を行ない、
それぞれの地域における新たなコミュニティづくり、自立的な自治形成を考える。

テーマ③「福島から考える広域避難支援のこれから」
それぞれ異なる状況にある避難者ニーズに寄り添う支援が求められている。
また、これからの復興フェーズによって、避難者の実態に即した政策提言・法整備を考える。

16:15~16:30 休憩・移動

16:30~17:00 全体まとめ

17:10~19:00 懇親会


NPOにとって、活動のためにも事務局機能等の効率化は重要な課題のひとつとして挙げられています。
その解決策としてICT(Information and Communication Technology)の利活用は、
非常に効果的な手法になります。岩手県は日本マイクロソフト株式会社とICTによる
地域活性化について連携する覚書を6月に交わし、協働で実施する4つのプログラムが盛り込まれました。
その一つである「NPO基盤強化プログラム」では、岩手県内の中間支援NPO向けに
ICTワークショップが行われています。
(今回のプログラムは、いわて連携復興センターが窓口担当をさせて頂きました。)

9月27日、その第2回が釜石市で行われ、講師にナレッジネットワーク代表取締役で、
さまざまなNPOに直接関わられている森戸先生をむかえ、事業計画作成と会議進行のICT活用について
講義をして頂き、業務改善・効率化にはICTの活用がとても効果的なことを学びました。

岩手県内のNPOにこういった技術やノウハウを伝えていくことが中間支援NPOのミッションでもあります。
復興に向けその技術をいわて連携復興センターとしてもしっかり身に着け、
県内に伝えられるようにしていきたいと思います。


東日本大震災から1年半が経過しましたが、今なお多くの方々が仮設住宅等で
避難生活を余儀なくされています。そういった被災者の方々へ接する支援者の方々は、
どのようなことに気を付けて接すればいいのか、悩まれている方も多くいます。
そこで支援者のための心のケア研修会が、9月28日、大船渡市のカメリアホールにて、
公益財団法人プラン・ジャパン、ジャパンプラットフォーム、夢ネット大船渡さんの
共同主催で開催されました。

講師にはケア・宮城代表及び宮城学院女子大学名誉教授の畑山みさ子先生をお迎えし、
前半は畑山先生の講演会、後半は小グループでの傾聴ワークショップを行いました。
具体的に被災者の心理の動きを学び、話を聞くということはどういうことか、を体系的に学ぶことができ、
とても有意義な時間となりました。


三陸ひとつなぎ自然学校さんは、
今後の長期にわたる釜石市の復興に向け、
釜石市に訪れるボランティアに対し、
支援活動に観光の要素を加えたボランティアツーリズム
=「ボランティア活動+農業・漁業・自然体験」を実施し、
地域住民との多様な交流を通じて、
歴史文化、郷土料理、自然環境などの
釜石市の魅力を感じてもらうことで、
コアな釜石ファン(リピーター層)をつくり、
長期的に渡って釜石市を支える基盤を構築すると共に
釜石産業全体の復興に寄与することを目指し、
活動されています。

このボランティアツーリズム事業を
通称「どんぐりウミネコ村ツーリズム」
または地域復興ツーリズムを呼んでいます。

そこから派生した事業として、
被災者同士や地域住民、外から訪れるボランティアの方々を
地元農水産物など地域資源を素材とする地域の「食」を通じた
人と人とをつなぐ場を作り、そこを郷土料理や地域の生活の知恵を
次世代に引き継ぐ場ともすることを目指す「あづまっぺ!釜石」

それともう一つ、被災地住民の方々と若者がボランティア活動を通じて
交流を図り、被災者自身の自立的復興に向けた直接的支援と、
若者が地域課題に積極的に取り組む姿勢や地域で働くということへの
主体性育むことを目的とした「そだちば」という事業を展開されています。

以上の3つの事業を柱としつつ、
バイオディーゼルアドベンチャーさんとの協働で、
休耕地を再び耕し、そこに菜の花を植え、景観を美しくすると共に、
ゆくゆくはそこから油を生産し雇用の創出に繋げようとする
「菜の花プロジェクト」も現在進行中です。



カリタス釜石ベースさんは、
東日本大震災時に床上10センチの津波被害を受けた
カトリック釜石教会を拠点とされています。

発災直後、こちらでは、教会ホールなどに入ってきた
泥やがれきをいち早く片付け、信仰の有無を問わず、
ボランティア受け入れ体制を整え、2012年4月2日から
活動をスタートされました。

当初より、物資の提供をはじめ、
がれきの中に埋もれた写真の洗浄などもされており、
また、教会ホールでの無料カフェサービスや、
仮設住宅の集会所へも出張カフェサービスを展開しており、
人とのコミュニーケーションを通して、より多くの方が
ホッとできる場を提供されています。


さらに、地元の人々が中心になって心のケアに
取り組んでもらうために、傾聴に関する講習会も
開かれています。

その他にも放課後の時間帯に
子供向けのイベントを開催されたり、
社会福祉協議会が主催されている
「おちゃっこサロン」にも協力されており、
各仮設住宅団地の談話室にて、地域の方々の交流の場や
手芸・囲碁・将棋などの趣味のコーナーを提供するなど、
住民の方々の生きがい作りにもご尽力されています。


「古くて新しい未来」をキーワードに、
環境・エネルギー・復興・食・自然・コミュニティ・伝統など、
私たちのこれからの暮らしを考える参加型体験学習をされている
あかり学級に参加してきました。

このあかり学級は同様の団体名にて、
盛岡市を拠点に活動されています。

2012年の活動スケジュールとしては、

1学期のテーマは「食」(終了)
2学期のテーマは「木」
3学期のテーマは「エネルギー」

となっており、
今回は大槌町吉里吉里地区で行われた
2学期に参加してきました。

参加者は40名ほどで、
キャンセル待ちが出るほど予約が殺到したようです。

その内容としましては、
特定非営利活動法人 吉里吉里国さんの
新たな森林&未来づくり(間伐体験等)への参加でした。


普段あまり馴染みのない林業に触れ、
参加者の皆さんの表情には、興味と笑顔が溢れていましたが、
林業に従事されている方の平均年齢が70歳前後だという現状や
震災直後のお話などには真剣に耳を傾けおり、
質問なども多く飛び交っていました。

このような場を提供されているあかり学級の情報は
下記URLからチェックすることができます。

ご興味のある方はご覧いただき、
残っている2学期、3学期の活動に是非ご参加くださいませ。

http://www.morioka-style.com/akari/


特定非営利活動法人 吉里吉里国さんは、
大槌町の吉里吉里地区を愛する有志の方々が、
津波災害復興に向けて、新たな雇用の創出と、
経済復興に関わる地域主体の取り組みを、
地元住民と一体となって地域再生に取り組んでおられる団体です。

1.「復活の森」プロジェクト
2.自伐林業の普及
3.薪文化の復活・継承
4.森林教室の開催

この4つの事業を柱とし、
地域の環境を育む森林資源を有効に活用しながら、
吉里吉里の森がやがて海の再生へとつながり、
この活動が次世代に残していくものになり、
地域社会に寄与することを目的とされています。


代表の芳賀氏は、

「貧しくはない質素な暮らしの中に、
心豊かな日々を送る人たちの住む大槌町、
吉里吉里をみんなで創っていきたい。
限界集落とか人口流出なる言葉を耳にする昨今、
若者が地元で生きてゆくことに誇りを抱くには、
我々がその誇りを持つこと。」

とおっしゃっており、
震災前よりも、もっと豊かな海を復活させるべく
日々活動されています。


当法人も参画している、きたかみ復興支援協働体の第1回役員会が行われました。
昨年度から実施している復興ステーション事業についてや、今までやってきたことは何か?
これからは何をすればいいか?、他に必要なことはあるのか?など、これまでの活動の報告や、
予算、次年度について話し合われました。

沿岸や内陸へ避難されている方々の支援ニーズが日々変化していく中、被災者の方の自立に向け、
私たちも協議体の運営に関わりながら、より効果的な支援を提供していきたいと思います。


9月26日(水)、東京のソリマチ株式会社本社にて
「NPO法人新会計基準と会計ソフト」講座に参加してきました。

主催:NPO法人 NPOサポートセンター
   ソリマチ株式会社
講師:矢崎 芽生 先生(公認会計士・税理士)

本講座はNPOの会計処理にお困り/お悩みの方・知識を深めたい方・
設立をご検討中の方を対象に行われ、当日は約30名の
参加がありました。


講座は2部構成に分かれており、1部では矢崎 芽生先生から
NPOの法人会計の特色と今までとの違いを具体例を交えながら
解説して頂きました。

2部では「会計王NPO法人スタイル」体験会として、
ソリマチ株式会社の藏石 崇二さんより
実際にパソコンを使用しながら、操作方法等の説明があり、
疑問点も個別に質問ができ、解決することができました。

ここで学んだ数々の事を今後の業務に活かしていきたいと思います。

なお、NPOの会計処理でお困りの方は、NPO法人会計基準協議会が運営しております
質問掲示板で質問を受け付けているとのことでしたので、ご活用いただければと思います。

NPO法人会計基準協議会
質問掲示板URL
http://www.npokaikeikijun.jp/phpbb/


大槌町・釜石市で被災されたお母さん達の仕事作りと、生きがい作りの活動されているサンガ岩手さん。
代表の吉田さんは、震災後から心のケアをはじめ様々な支援活動をされていいます。
その活動の中で、今年の7月に大槌に手芸工房をオープンしました。



そこでは被災地の皆さんが様々な商品を手作りする作業スペースと、販売も行っております。
また、地域の憩いの場となるようにとカフェも設置されています。

「いずれは、地元の方が主体となるように、今は、私が代わりに代表をしているだけ。
その時が来たら、それは町の復興の時」と話されていた代表の吉田さん。
販売した商品の売り上げは、制作に携わった作り手さんに還元しているとのこと。
この活動が、町の復興につながり、地域のコミュニティーの場として、被災地での仕事を生み出す場として、
今後も地域に根ざした復興支援活動を行うとのことです。

サンガ岩手ホームページ→http://sangaiwate.org/


盛岡市を拠点として活動しているNPO法人生活温故知新さんは、震災後、
全国各地から、靴下で出来た手作りお猿の人形を募り、バレンタインやこどもの日に
被災地の保育園などにぬいぐるみをプレゼントする活動をされていました。

現在、ぬいぐるみ作成は被災地のお母さんたちにも受け継がれ、
宮古市内の仮設住宅のお母さん方が制作した赤ちゃんの靴下で出来た
お猿さんのぬいぐるみ「SOCKZOO」の販売のほか、
布ぞうり(名称:虹海(ななみ))の製作も行っているとのことです。
この布ぞうりは、9月26日(水)岩手県工業技術センターで行われる
「いわて特産品コンクール」にも出品するとのことです。

生活温故知新ホームページ→http://www.seikatsu-oc.net/
生活温故知新スタッフブログ→http://seikatsuoc.blog.fc2.com/


被災地ではたくさんの民間企業が復興に向けて、それぞれの得意分野を発揮しながら
様々な取り組みを行っています。


今回は総合人材サービス業株式会社パソナの取り組みをご紹介します。
パソナでは岩手県盛岡市、大船渡市、陸前高田市人材育成の事業を展開しています。
それぞれの地域の企業や事業者と提携し、一定期間パソナで研修生を募集・育成したうえで
それらの事業者に就職していただくというスキームを用いています。
 
被災地での求人・求職のミスマッチという課題は根深いものがあります。
人材サービスのプロであるパソナをはじめとする多くの民間企業や行政・NPOなどがしっかりと連携し
共通の課題を解決していけるようIFCでもその仕組みづくりなどをしていきたいと思います。


和 RING-PROJECTさんでは、被災地の方々が
自宅や自宅周辺の瓦礫(主に木片・竹など)を拾い集めた
その破片からキーホルダーを製作されています。

被災し多くを失いながらも故郷に残る事を誓った若者と、
仮設住宅で生活する女性や高齢者の方々が、
一つ一つ手作りで作る作品を皆様の元に届ける事、
故郷に残る人々の支えとなり復興支援を行う事、
また、人と人の繋がりの大切さを尊重し、
世代・性別を超え、支えあえる人間関係を築き上げる事を活動方針とされ、
釜石市、大槌町の方々が中心となって活動されています。

団体のモチーフとなっている「和」の字は、
大槌町出身の天才書道家、高橋卓也君(12歳)に
書いて頂いたとのことです。

現在、キーホルダー以外にも山形県天童市の多田木工所さんと
コラボレートし家具を製作するプロジェクトも進行しているようです。

http://www.tadamokko.com/collabo2012/process.html