HOME > 活動の記録

活動の記録

名古屋会場の様子

9月27日(金)にいまが分かる会議in名古屋が、10月11日(金)にいまが分かる会議in大阪がそれぞれ開催されました。

開催趣旨、in東京の様子は、こちらからご覧ください

名古屋の登壇者はこちらです。
・岩手県 東梅麻奈美 氏(NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所 所長)
・宮城県 新井信幸 氏(NPO法人 つながりデザインセンター・あすと長町 副代表理事)
・福島県 米倉一磨 氏(NPO法人 相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会(相馬広域こころのケアセンターなごみ)センター長)
・名畑 恵 氏(NPO法人まちの縁側育くみ隊 代表理事)

発表後のトークセッションで、コーディネーターの栗田さんから「制度事業で収まれるはずだったところをワーカーズコープねまれやさんがあえて、取り組んでいるのは地域の課題に気づいたから?」という問いかけがありました。東梅さんからは「本来だと、制度事業だけやっていれば、事業としては回っていく。でも、そこから漏れてしまう人、制度の狭間にいる人たちがいることに気づいた。あそこは高齢者が行くところ、障がい者がいくところ、と人や施設を区別するのを避けたかった。誰もが気軽に利用できるところ、施設っぽくない居場所を目指している」というお話が印象的でした。

参加した方からのアンケートでは「ワーカーズコープのいろいろな繋がり方を学べてよかったです」「心から人の幸せを願っておられる姿が心に残りました」「自分たちに何ができるかを考えるきっかけとなりました」などの感想が寄せられました。


第1部で発表する東梅さん


第2部で発表する岡本さん

第2部は、3県それぞれのテーマでトークセッションをおこないました。
・岩手県:3.11の経験を次世代へ繋ぐ 〜岩手からの恩送り~
 岡本 翔馬 氏(認定NPO法人桜ライン311 代表理事)
 大原 一哲 氏(愛知県) 第3回三陸&東海防災フェスティバル「伝」実行委員
・宮城県:津波がこどもに与えた影響とこどもを軸とした地域づくり
 天澤 寛子 氏(NPO法人 浜わらす)
 伊藤 一美 氏(愛知県) NPO法人子ども&まちネット 理事長
・福島県:避難指示解除区域の現状と課題
 横山 秀人 氏(一般社団法人 いいたてネットワーク 代表理事)
 鈴村 ユカリ 氏(愛知県) アロマハンドトリートメントボランティア

岩手の岡本さんからは、震災後「これだけの被害は出なくて済んだのではないか?守れる命はあったのではないか?」という想いから、津波の到達地点に桜を植える活動、岡本さんからは「防災・減災のハードルの高さ。重要性と遭遇率そのアンバランス。時に主体者目線が強すぎる受け手側の立場で伝えることができるか?」という課題が場に投げかけられました。その後、名古屋で防災フェスティバルをおこない、東北と名古屋を繋ぐ活動をしている大原さんとのトークセッションでは、それぞれの活動からさらに広げていくための仕掛けと事例が紹介されました。
参加した皆さんからのアンケートでは、「伝承というものが、伝え方から受け手がどう受け取るかということまで考え抜いて行う視点が非常に心に残りました」「災害の教訓などを伝えることが難しく、一つの方法で桜を植える。桜より高く避難するということで、石碑より伝えやすくしているなど工夫され、伝えることにポイントを置いていたことが心に残りました」などの感想が寄せられました。

震災後、名古屋からたくさんの方々が東北にボランティアに来てくださいました。また、名古屋へ避難、移住している方々も大勢いらっしゃいます。そんな地だからこそ、この日の会場はとてもあたたかな雰囲気の中、登壇者の方々の発表に真剣に耳を傾けられる姿が非常に印象的でした。ご参加いただいたみなさん、ご登壇いただいた名古屋の皆さんありがとうございました!!


大阪会場の様子

大阪ではこちらのみなさんに登壇いただきました。

第1部
・岩手県 東梅 麻奈美 氏(NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所 所長)
・宮城県 新井 信幸 氏(NPO法人 つながりデザインセンター・あすと長町 副代表理事)
・福島県 吉田 恵美子 氏(NPO法人 ザ・ピープル 理事長)
・大阪府 永井 美佳 氏(社会福祉法人 大阪ボランティア協会 常務理事・事務局長)

第2部
・岩手県:3.11の経験を次世代へ繋ぐ 〜岩手からの恩送り~
 岡本 翔馬 氏  認定NPO法人桜ライン311 代表理事
 片山 誠 氏(大阪府) 一般社団法人72時間サバイバル教育協会 代表理事
・宮城県:津波がこどもに与えた影響とこどもを軸とした地域づくり
 田中 雅子 氏  NPO法人こども∞(むげん)感ぱにー 代表理事
 徳谷 章子 氏(大阪府) NPO法人ハートフレンド 代表
・福島県:避難指示解除区域の現状と課題
 山田 司 氏  NPO法人福島県スポーツマネジメント協会 代表
 古部 真由美 氏(大阪府) まるっと西日本 代表世話人

各パートで開催地大阪からの登壇者があり、それぞれの取組み紹介や東北3県からの登壇者のみなさんとのディスカッションを行いました。

2つの部を通じて話された中に「自主性を促すこと」と、「平時からの取り組みが緊急時に役立つ」というポイントがありました。復興期間と言われる10年が近づく東北にとって、震災の経験をどのように平時に必要な取組みにしていくかは大きな課題だと感じます。
そして、改めて「現地に来て東北の今を見て欲しい」とのメッセージもありました。
登壇者、そして台風が近づく中ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

いわて連携復興センターは、東日本大震災支援前後区ネットワーク(JCN)の岩手担当として、今後も岩手と全国を繋ぐことを目的に取り組んでまいります。


この度の台風19号により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

いわて連携復興センターは、いわてNPO災害支援ネットワークの一員として、
先般の事態に対応しております。
https://www.facebook.com/IDRNPONW/

いわてNPO災害支援ネットワークでは、田野畑村役場、田野畑村社協と連携し、10月17日より田野畑村の災害ボランティアセンターの後方支援活動を行うことといたしました。現地において、災害ボランティアセンターの運営サポート、円滑な支援活動に必要となる各種コーディネート・マッチング等を行う予定です。これに伴い、いわて連携復興センターからは、地域コーディネーターの大向昌彦を現地に派遣します。
田野畑村災害ボランティアセンターの詳細は、下記をご覧下さい。
https://tanohata-shakyo.jp/%e6%9c%aa%e5%88…

田野畑村災害ボランティアセンターでは、活動いただけるボランティアさんを募集しております。
家屋の片付け、清掃、家屋の泥出し、家具の移動、荷物の引越しなどのボランティアを募集します。

◎活動予定日:10月18日(金)~20日(日)、25日(金)~27日(日)
※天候等により、活動できない日もあります。

◎集合時間
午前8時30分から午前9時まで ※活動時間は午前10時から午後3時までとなります。

◎集合場所
島越地区コミュニティセンター(田野畑村松前沢 6-8) ※三陸鉄道「島越駅」前

◎服装・持ち物
汚れてもよい服装(長袖・長ズボン)、厚手のゴム手袋、防塵マスク、長靴、スコップ、自分の昼食、飲み物

◎参加条件
・県内在住の方で、自分の車で現地まで移動できる方。
・自己責任でボランティア活動ができる方。
・ボランティア活動保険に加入をお願いします。お近くの社会福祉協議会で加入手続きが可能です。
・ボランティアは無報酬で、交通費は支給されません。

◎お申し込み・お問い合わせ先
社会福祉法人 田野畑村社会福祉協議会内 田野畑村災害ボランティアセンター
住所:下閉伊郡田野畑村田野畑 120 番地 1 TEL:0194-33-3025(FAX 兼)
詳細は添付のチラシをご覧ください。

【台風19号からの復旧復興に向けた活動支援金のご寄付のお願い】
このたびの台風19号は、記録的な大雨により日本各地に甚大な被害をもたらしました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。いわてNPO災害支援ネットワークは、被災された方々が一日も早く安心な暮らしを取り戻すことができるよう、これまでの経験をふまえて可能な限りの力を注いで復旧復興のための支援活動を行う所存です。まずもって、地元の岩手県で大きな被害を受けました田野畑村などの支援に取り組むことといたしました。さらにより大きな被害に見舞われた岩手県外の地域につきましても中長期的な支援活動に当たる決意でおります。つきましては、支援活動を継続的に実施するために必要な活動支援金について、皆様からのご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
なお、支援金の使途はすべて当団体のフェイスブックページ等を通じて開示いたします。
https://www.facebook.com/IDRNPONW/

活動支援金の振込先
岩手銀行 北上駅前支店
普通口座 2041861
いわてNPO災害支援ネットワーク
(イワテエヌピーオーサイガイシエンネットワーク)


台風19号豪雨災害では、複数の都県で甚大な被害が出ていることもあり、県内各所の災害ボランティアセンターでボランティア不足が深刻な問題となっています。どうか皆様のお力をお貸しいただき、被災地域でのボランティア活動にご協力をお願い申し上げます。


ファイルイメージ

田野畑村ボランティア募集チラシ


この度の台風19号により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
岩手県においても沿岸部を中心に大きな被害が出ております。

10月17日現在、岩手県内に下記災害ボランティアセンターが設置されています。
ボランティアに行かれる際には、受け入れ先のホームページ等を十分ご確認ください。

久慈市災害ボランティアセンター
https://www.facebook.com/kuji.saigaivc/

普代村災害ボランティアセンター
https://www.fudaisyakyo.or.jp/%E6%99%……

野田村災害ボランティアセンター(10月20日より)
https://www.nodashakyo.jp/cont2/5.html

岩泉町災害ボランティアセンター
https://www.facebook.com/iwaizumivc/

田野畑村災害ボランティアセンター(10月18日より)
https://tanohata-shakyo.jp/%e6%9c%……

宮古市災害ボランティアセンター
https://www.facebook.com/miyakovc/

山田町災害ボランティアセンター
http://www.yamada-shakyo.or.jp/2019/10/%e5%……

釜石市災害ボランティアセンター
https://kamaishi-shakyo.or.jp/

岩手県社会福祉協議会 -災害関連情報ページ-
https://www.facebook.com/iwateshakyo.saigai.info/

【災害ボランティアに参加する方々にお知らせ】
インターネットからのボランティア保険の加入が可能になりました。全国社会福祉協議会のHPを通じて手続きに進むことができます。災害時に特例適用されるボランティア保険は、社会福祉協議会が設置する災害ボランティアセンターを通じて行った活動で生じた事故等に対応する保険です。被災地に赴く前にインターネット若しくは地元の社会福祉協議会で加入手続きを行うことをお勧めします。事前に加入することで被災地に向かう際に生じた事故も補償の対象になります。
https://www.saigaivc.com/insurance/

なお、いわて連携復興センターは、いわてNPO災害支援ネットワークの一員として、先般の事態に対応してまいります。
https://www.facebook.com/IDRNPONW/


9月29日、アジアの広場(野田村日形井)にて開催された野田村大学祭に参加してきました。

「野田村大学祭」は、いわて連携復興センターが日頃よりお世話になっているNPO法人のんのりのだ物語が事務局を務める野田村大学(注1)の主催により開催され、今年で4回目を迎えました。
イベントの目的は下記のとおりです。
① 野田村大学を村内に広く周知し多くの村民に参加を促す
② 過去の風習を再現しながら観光資源をPRする
③ 世代間交流を促進しコミュニティ形成につなげる
当日は野田村内外から多くの来場者が集まりました。

(注1)野田村大学:野田村民が教授をつとめる仮想大学


オープニングセレモニー

以前から交流の深い大阪の大学生や大学OBの皆さまも野田村へ駆けつけ、会場を盛り上げていました。


また今年は野田村だけでなく久慈市の飲食店が複数出店されており、大学祭をきっかけに地域を超えた新たな交流が生まれていました。


出店ブースの様子

大学祭の企画では、ゲストによる演奏や踊り、仮装行列、仮装コンテスト、動物ふれあいコーナー、景品つき餅まきなど楽しいイベントが盛りだくさんの内容で、ご来場の方々が終始笑顔で過ごされている光景が印象的でした。


昔ながらの伝統を再現した仮装行列


子どもたちによる仮想コンテスト

野田村大学祭は、東日本大震災を機に生まれた野田村と大阪の大学生の方々との深いつながりが活かされ、野田村の昔ながらの伝統・文化を継承しながら新しい空間を創り出していました。
これからも、子どもたちからご高齢の方々と幅広い世代が同じ時間・空間を共有し、野田村に笑顔と元気が生まれるイベントとして続いていくことを期待し、祈念いたします。


9月15日(日)東京都町田区駅前で開催された「第33回フェスタまちだ」に岩手の復興支援商品を販売PRしてきました。

*「フェスタまちだ」とは
1970年頃から沖縄市と町田市が福祉交流が行われていたこともあり、有志数名による
「沖縄全島エイサーまつり」の視察から始まり、町田駅周辺の商店街が中心となって実行委員会を立ち上げ、
地元を拠点として活動しているエイサー団体をはじめ、全国から20以上が参加。
今年も、本場沖縄市を拠点とする団体も参加。また、東日本大震災復興のための物産展もあり、
地域振興・交流都市との親睦を深めるイベントです。


いわて連携復興センターが今年度参画する「さんりくなりわい創出事業」の一環で参加し、関連する事業者の商品のテント販売のサポートを担当しました。
当日はお天気にも恵まれ、お祭り会場となる東京都町田駅前は、お祭りを楽しむ沢山の方で賑わっていました。
私たちが担当した岩手のブースには、岩手出身の方や、旅行やお仕事で岩手を訪れたことがある方等が
立ち寄りってくださり、岩手の「今」をお伝えすることができました。
事業所の商品では、完売する商品も出るほど、沢山の方々に買って応援していただきました。

今後もこの関係性を次につなげられるように、多くの参加者の皆様と企画を進めて参ります。
引き続きIFCとしても岩手全体の復興に寄与できるようサポートしていきたいと思います。


9月12日(木)大船渡市防災観光交流センター、9月13日(金)プラザおでって(盛岡市)にて、「SDGsの具体的な活用を知る」協働推進フォーラムを開催致しました。

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。

今回のフォーラムでは、はじめに、
一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(略称:SDGsジャパン)の事務局長、新田英理子氏から
「SDGsの具体的な活用を知る」という題目で以下についてお話を頂きました。
・SDGsの基本的な考え方について
・企業・行政・NPO等の全国的な動き
・SDGsを活用するということはどういうことか

その後、特定非営利活動法人盛岡YMCAの濱塚有史氏、一般社団法人盛岡青年会議所の伊藤淳之介氏よりSDGsの活用事例についてお話して頂き、
新田氏も加わり、クロストークを行ないました。


伊藤氏からの「盛岡さんさ踊りに、障がいのある方も参加できるようにした」という具体的な取り組みや、
濱塚氏の「正解がない世界で、様々な人たちと生きていかなければならない。それは、小さな違いを認め合う、その積み重ねがSDGsにつながるのかなと思う。」というお話からも、
SDGsに掲げられている内容は、
「世界中から貧困や餓死する人をなくし、不平等なことがなくなっていて、どの国からも戦争がなくなり、年齢や性別も関係なく皆楽しく暮らせる。皆仕事も生きがいもあり、協力し合って、好きなまちがずっと続き、豊かな自然もずっと続くようにしていく・・・2030年にはそんな世界になっているように世界みんなで取り組もう。」ということなのだということ、
そして、そのために、今私たちが出来ることは何なのか、未来の姿から今を逆算して考える必要があることを理解しました。

本フォーラムは、岩手県よりNPO活動交流センター管理運営業務を受託している「いわてソーシャルセクター協議会」が実施しました。
「いわてソーシャルセクター協議会」は、特定非営利活動法人いわてNPOフォーラム21と特定非営利活動法人いわて連携復興センターにより構成しています。

引き続き、持続可能な岩手に向けて、地域のニーズに合わせた学びの機会を作っていきたいと思います。


去る9月9日(月)、TKP東京駅セントラルカンファレンスセンター ホールにて
「3.11いまが分かる会議in東京」が開催されました。


東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)が主催の会議で、
「2011年3月11日に発生した東日本大震災から8年が経過しますが、復興は道半ばにあり、コミュニティ形成や見守り、過疎化・人口減少を踏まえた復興まちづくり、震災で傷ついた子どもの支援、避難指示解除後の生活再建など共通課題から各県の個別課題がいまなお残っています。
これらの課題を考えることは、これから日本が抱える社会課題を考えることにもつながり、また、各地で発生している次災害への教訓や知見を生み出す機会でもあると考えています。
今、東日本大震災で起きていること、課題となっていることについて、岩手県、宮城県、福島県ならびに開催地である東京からもゲストを迎えて多くの方と考える機会にしたい」と考え、企画したものです。

当日は、支援団体や行政の方など、83名の方々が参加されました。

第1部は、「孤独・孤立をいかにして地域で見守るか」をテーマに、話題提供とパネルディスカッションがおこなわれました。
・岩手県 東梅麻奈美 氏(NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所 所長)
・宮城県 新井信幸 氏(NPO法人 つながりデザインセンター・あすと長町 副代表理事)
・福島県 米倉一磨 氏(NPO法人 相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会(相馬広域こころのケアセンターなごみ)センター長)
・東京都 森田眞希 氏(NPO法人 地域の寄り合い所 また明日 代表)

岩手の東梅さんからは、共生ホームという特色を存分に活かして、震災後の大槌の課題をひとつずつ丁寧に拾いながら、制度事業や心の復興事業を活用しながらの活動と、制度でカバーしきれない課題にも取り組んでいる多様な事業についての紹介がありました。現在の課題として、①地道でゆるやかな関係作り ②人手の確保 ③様々な関係機関との連携、情報共有 ④対象を限定しないコミュニティ作り ⑤復興期間終了に伴い、将来的に復興予算が切れる。人材もいなくなる。という点が場に投げかけられました。
参加した皆さんからは、「地域で居場所づくり等を支援する活動を行っています。日ごろの活動を災害時にどう活かせるか考えたいと思っていましたので、孤立を防ぐためのヒントをいただけた気がします」「どんな関わりが出来るのかわからなかったが、現地に行くこと、子どもや高齢者と一緒に過ごすことが支援に繋がることが分かった」などの感想がありました。
第2部は、3県それぞれのテーマでトークセッションをおこないました。
・岩手県:3.11の経験を次世代へ繋ぐ 〜岩手からの恩送り~
菊池のどか 氏(株式会社かまいしDMC/地域創生事業部鵜住居トモス運営課)
・宮城県:津波がこどもに与えた影響とこどもを軸とした地域づくり
天澤寛子 氏(NPO法人 浜わらす
・福島県:避難指示解除区域の現状と課題
横山秀人 氏(一般社団法人 いいたてネットワーク 代表理事)

菊池さんご自身の震災時のエピソード(当時釜石東中学校3年生)からガイドを目指すまでの背景と現在勤務している「いのちをつなぐ未来館」の成り立ちについてご紹介いただき、現在感じている課題として、①大人への防災教育の場の不足 ②震災の記憶がない世代への防災教育の難しさ ③死にたくない。若い人に助かってほしい。だから、逃げない。 ④瓦礫の町が懐かしいという高齢者子ども達へのケアと声掛けについて が、出されました。
参加した皆さんからは、「若い方がガイドとして語り継いでいて、その中で問題意識をたくさんお持ちだったので、考えさせられることがありました。」「瓦礫の町が懐かしいというのは、同じく衝撃だ。福島にも通じるものがある。」「家庭での防災教育にはどのようなものがあるのか?」などの質問が寄せられました。

台風15号の影響はありましたが、たくさんの方々が東北へお心を寄せ続けて下さっていることを、強く感じた一日でした。
岩手・宮城・福島。それぞれの課題にひとつずつ丁寧に向き合い、それらの解決を目指したひたむきな取り組みを知ることで、参加した皆さんと共に考え、東北へ関わり続けていこうと思うきっかけを投げかけて下さいました。
いわて連携復興センターは、東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)の岩手担当として、今後も岩手と全国を繋ぐことを目的に取り組んでまいります。

なお、この3.11いまが分かる会議は名古屋・大阪でも開催されます。
3.11の今がわかる会議 in 名古屋(9月27日)開催のお知らせ
https://jpn-civil.net/2014/blog/2019/08/311_in_927.html

3.11の今がわかる会議 in 大阪(10月11日)開催のお知らせ
https://jpn-civil.net/2014/blog/2019/09/311_in_1011.html

こちらも、是非ご参加ください!


主催岩手県、運営いわて連携復興センターによる、岩手県内の企業とNPOとの交流会のご案内です。
盛岡会場・大船渡会場、それぞれ違うNPOが、日頃の取り組みと、企業の皆様との連携・協働していたい取組をプレゼンテーションし、両者のマッチングを目指していきます。「NPOってどんな活動をしているの?」「企業・個人とNPOってどんな連携・協働ができるの?」このような疑問をお持ちの特に企業・行政の皆様にぜひご参加いただきたく思っております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【概要】
近年の企業による社会貢献活動(CSR)において、NPOとの連携・協働の動きが加速しています。また、多くの企業が被災地に対し支援を行う中で、地域で活動する住民、まちづくり団体、NPOとの結びつきや、協働により地域貢献につながる事例がたくさん生まれました。
企業と団体がパートナーとなることは、新たなビジネスチャンス・地域の課題解決へつながる可能性を秘めています。さらに、企業で培ったスキルを持った個人と団体の結びつきが、自分たちの暮らす地域を活性化するかもしれません。
「企業×NPO 岩手交流会」は、岩手県内の企業とNPOがお互いを知る場として、すでに行われている様々な事例等から連携・協働することのメリットを学び、新たな交流の第一歩となることを目的として開催いたします。

【日時・会場】
大船渡市開催
令和元年11月13日(水)13:30~16:30(開場 13:00)
大船渡商工会議所 研修室(岩手県大船渡市盛町字中道下2-25)

盛岡市開催
令和元年11月14日(木)13:30~16:30(開場 13:00)
エスポワールいわて 大中ホール(岩手県盛岡市中央通1丁目1−38)

【プログラム(予定)】
13:00 開場
13:30 第1部 「企業とNPOの相互理解を深めるための具体的な取組を知る」
    大船渡会場:一般社団法人大船渡青年会議所 理事長 猪股 博光 氏
    盛岡会場:株式会社キャッセン大船渡 タウンマネージャー 臂 徹 氏
     ※大船渡会場で予定していた三陸鉄道株式会社 中村様は台風19号対応の為、ご欠席となります。
14:15 第2部 「地域のNPOを知る」
    「参加NPOによる活動紹介と連携に向けたプレゼンテーション」
15:30 第3部 企業とNPOとの交流会&マッチング相談
    
【対象】企業・NPO・行政・社会貢献またはボランティアに関心をお持ちの方
※興味のある方はどなたでもご参加いただけます!

【参加費】無料(事前予約制)

【お問合せ・お申込】:特定非営利活動法人いわて連携復興センター 担当:大向
〒024‐0061 岩手県北上市大通り1‐3‐1 おでんせプラザぐろーぶ4F
Tel:0197‐72‐6200  Fax:0197‐72‐6201 E-mail:join@ifc.jp 申込締切:11月8日(金)18:00
※ 下記お申し込み用紙に必要事項をお書きの上FAXで申し込み下さい。E-mailでお申し込みの場合、タイトルを「岩手交流会 盛岡or大船渡申込み」としていただき、お名前、会社名(所属先)、連絡先をご記入ください。

本事業は令和元年度NPO等による復興支援事業の一環として特定非営利活動法人いわて連携復興センターが岩手県より受託し、事業運営を行っております。


ファイルイメージ

岩手交流会チラシ


東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)主催の下記イベントのご案内です。
 ※いわて連携復興センターは、JCN岩手担当として関わっております。
岩手、宮城、福島、東京など、様々な分野で活動するゲストが登壇する、貴重な機会です。
この機会に東日本大震災の課題を一緒に考えていただければ幸いです。

3.11の今がわかる会議in大阪

2011年3月11日に発生した東日本大震災から8年が経過しますが、復興は道半ばにあり、コミュニティ形成や見守り、過疎化・人口減少を踏まえた復興まちづくり、震災で傷ついた子どもの支援、避難指示解除後の生活再建など共通課題から各県の個別課題がいまなお残っています。

また、2018年6月18日に発生した「被災者が見えにくい」と言われている大阪北部地震の今や課題ついても知り、考える機会としたいと思います。

これらの課題を考えることは、これから日本が抱える社会課題を考えることにもつながり、また、各地で発生している次災害への教訓や知見を生み出す機会でもあると考えています。岩手県、宮城県、福島県ならびに開催地である大阪府からもゲストを迎えて多くの方と考える機会にしたいと考えています。

名称・テーマ

3.11の今がわかる会議 in 大阪「東日本大震災と大阪北部地震の今を知り、関わりを考える」

開催日時・場所

2019年10月11日(金)13:30-18:00(13:00受付開始)
会場:近畿ろうきん肥後橋ビル12階メインホール(大阪市西区江戸堀1-12-1)

参加費 無料
主催 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
共催 おおさか災害支援ネットワーク
協力 近畿労働金庫
後援 社会福祉法人 大阪ボランティア協会(予定)
助成 復興庁コーディネート事業

 

対象

東日本大震災の復興支援に興味・関心のある団体・企業・個人(100名)

13:00  受付開始
13:30 オープニング:開会挨拶と趣旨説明
13:45
1部:話題提供とパネルディスカッション「孤立・孤独をいかにして地域で見守るか」
 
●岩手県
東梅麻奈美 氏
NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所 所長
 
●宮城県
新井信幸 氏
NPO法人 つながりデザインセンター・あすと長町 副代表理事
 
●福島県
吉田恵美子 氏
NPO法人 ザ・ピープル 理事長
 
●大阪府
永井美佳 氏
社会福祉法人 大阪ボランティア協会 常務理事・事務局長
 
●コーディネーター
東日本大震災支援全国ネットワーク
代表世話人 栗田暢之
15:25
2部:トークセッション
 
●3.11の経験を次世代へ繋ぐ 〜岩手からの恩送り~
岩手県:岡本翔馬 氏(認定NPO法人 桜ライン311 代表理事)
大阪府:片山誠 氏(一般社団法人 72 時間サバイバル教育協会代表理事)
【コーディネーター】東日本大震災支援全国ネットワーク 岩手担当
 
●津波がこどもに与えた影響とこどもを軸とした地域づくり
宮城県:田中雅子 氏(NPO法人こども∞(むげん)感ぱにー 代表理事)
大阪府:徳谷章子 氏(NPO 法人ハートフレンド 代表)
【コーディネーター】東日本大震災支援全国ネットワーク 宮城担当
 
●避難指示解除区域の現状と課題
福島県:山田 司 氏(NPO法人 福島県スポーツマネジメント協会 代表)
大阪府:古部真由美 氏(まるっと西日本 代表世話人)
【コーディネーター】東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当
17:45 クロージング:総括と閉会挨拶

 

参加方法・詳細

<告知ページ >
https://jpn-civil.net/2014/blog/2019/09/311_in_1011.html


<申し込みフォーム>
https://jpn-civil.net/2014/contact/genchi_kaigi_osaka/


NPO活動センターより、下記セミナーのご案内です。
地域の多様な人々との話し合いの手法について学んでみませんか。
皆様のご参加をお待ちしております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

【概要】
日頃地域課題に向き合っているNPOの皆さんは、どのようにしてその課題を地域の皆さんと共有していますか?地域の「困り事」を、単独あるいは2者間で協議するのではなく3者以上のステークホルダー(利害関係者)で、意見交換をしていく「地域円卓会議」という手法が、全国で広がっています。様々な事実・視点・評価・事例が多くの利害関係者から提供され、地域の「困り事」を研ぎ澄まし「社会課題」へと昇華させていく「地域円卓会議」について、この機会に学んでみませんか。皆さんのご参加をお待ちしております。

【日時・場所】
10月15日(火)18:30-20:00(開場:18:00)
なはんプラザ2階ギャラリー (花巻市大通り1丁目2-21)
(協力:特定非営利活動法人花巻市民活動支援センター)

10月16日(水)10:00-12:00 (開場:9:30)
大槌町文化交流センター(おしゃっち)多目的ホール (岩手県上閉伊郡大槌町末広町2-22)

【講師】
平良斗星 氏 公益財団法人みらいファンド沖縄 副代表理事

【参加費】無料 

【お申込み・お問合せ】
特定非営利活動法人いわて連携復興センター
〒024-006 岩手県北上市大通り1-3-1 おでんせプラザぐろーぶ4階
TEL:0197-72-6200 Fax. 0197-72-6201  E-mail : join@ifc.jp (担当:大吹)
*上記お申し込み先まで団体名、参加者氏名、連絡先を明記して、FAX又はメールでお申込み願います

この事業は、岩手県よりNPO活動交流センター管理運営業務を受託している「いわてソーシャルセクター協議会」が実施します。「いわてソーシャルセクター協議会」は、特定非営利活動法人いわてNPOフォーラム21と特定非営利活動法人いわて連携復興センターにより構成しています。


ファイルイメージ

円卓会議チラシ


主催:岩手県、運営:いわて連携復興センターによるセミナーのご案内です。
今回は連携・協働に向けたプレゼンテーションにフォーカスし学びを深めていきます。
みなさまのお誘いあわせの上、ご参加ください!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

みなさんは、想いや取り組みを伝えたい相手への提案資料や説明資料は日頃どのようにつくっていますか?時間をかけてつくった資料でも、込められた想いが伝わらなければその意味は無いに等しくなります。いかに相手の心をつかみ共感につなげるか。そのノウハウを、32万部を超える「1分で話せ」の著者、伊藤羊一さんからお話いただきます。地域の連携や協働を促進していくためにも、ぜひこの機会にしっかりとプレゼンテーションについて学んでみませんか。みなさまのご参加をお待ちしております。

【日時・場所】
令和元年10月23日(水)※盛岡市、釜石市にて同日2か所開催
盛岡開催 10:30~12:00(10:00受付)いわて県民情報交流センター アイーナ501
釜石開催 15:00~16:30(14:30受付)釜石PIT

【対象】
・NPO・市民活動団体等の理事・スタッフ
・行政担当者

【定員】50名(事前予約制)

【参加費】無料

【申込期限】令和元年10月17日(木)18:00まで

【講師】
伊藤 羊一 氏
(ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア 学長/株式会社ウェイウェイ 代表取締役)
1990年日本興業銀行入行、企業金融、企業再生支援などに従事後、2003年プラス株式会社に転じ、流通カンパニーにて物流再編、マーケティング、事業再編・再生を担当。2012年執行役員ヴァイスプレジデントとして、事業全般を統括。2015年4月ヤフー株式会社に転じ、企業内大学Yahoo!アカデミア学長として、次世代リーダー育成を行う。グロービス経営大学院客員教授。著作「1分で話せ」は32万部を超えるヒット。

【主催】岩手県

【運営】特定非営利活動法人いわて連携復興センター

【お問合せ/お申込み】
特定非営利活動法人いわて連携復興センター
〒024-0061 岩手県北上市大通り1-3-1 おでんせプラザぐろーぶ4階
TEL:0197-72-6200 FAX:0197-72-6201 E-mail:join@ifc.jo  担当:大向
※添付のチラシにご記入のいただき、FAXもしくはメールにてお送りください。
Eメールでお申込みの場合は件名を「プレゼンテーションセミナー盛岡or釜石申込」としていただき、
必要事項(氏名、所属先、連絡先)をお送りください。

本事業は令和元年度NPO等による復興支援事業の一環として特定非営利活動法人いわて連携復興センターが岩手県より受託し、事業運営を行っております。


ファイルイメージ

組織の共感力セミナーチラシ


「令和元年台風第15号(千葉県)」に関して

令和元年台風第15号におきまして、
被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、
被災された皆様の一日も早い復旧、復興を祈念いたします。

いわて連携復興センターも加盟している「いわてNPO災害支援ネットワーク(INDS)」では、
9月15日、16日の2日間、千葉県南部へ先遣スタッフを派遣し現地調査を行いました。
各被災地域にて状況を確認し、各所からのヒアリング内容を踏まえ、9月17日より9月末までをめどとして、
富津市災害ボランティアセンター(https://www.facebook.com/futtsuvc)の運営をサポートさせていただくこととなりました。
いわてNPO災害支援ネットワーク(INDS)の活動については、下記よりご確認いただけます。

https://www.facebook.com/IDRNPONW/


下記サイトは、私たちが日ごろお世話になっている団体および千葉県域にて情報発信を行っている機関です。
皆さまのご支援、ご協力をお願い申し上げます。

●特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
http://jvoad.jp/

●社会福祉法人全国社会福祉協議会
https://www.shakyo.or.jp/

●風組関東
https://www.facebook.com/zkaze/

●特定非営利活動法人災害救援レスキューアシスト
https://rescue-assist.net/

●千葉県ホームページ
https://www.pref.chiba.lg.jp/

●社会福祉法人千葉県社会福祉協議会
http://www.chibakenshakyo.com/

●認定特定非営利活動法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ
http://npoclub.com/


支援に関する情報は、今後適宜発信してまいります。


9/11(水)、盛岡のプラザおでってを会場に「地域コミュニティ支援シンポジウム」を開催しました。

岩手大学三陸復興・地域創生推進機構の船戸義和氏による基調講演では、これまで同氏が岩手県沿岸で携わってきた災害公営住宅の自治会形成支援の経験から、取組み事例、現在の状況、支援と自立のイメージの理想と現実の違いや、現在の現場と仕組みの課題などについてお話いただきました。
 その中で、今後に必要な取組みとして挙げられたのは、「目標の設定と共有」と「共有・共感・協働のプロセス」の2つでした。1つ目は、被災者支援のその先のコミュニティ支援の方向性を、支援者間さらに自治会や住民とも共有して協働して動いていくことの必要性。2つ目は、時間や場所を「共有」すること、価値観や意見の「共感」を得ること、課題や活動に向けて「協働」すること、この3つのプロセスの重要性が話されました。

続いて、パネルディスカッションでは、船戸氏に加えて、災害公営住宅の自治会形成やコミュニティ支援に携わってきた3名にご登壇いただきました。
宮城県多賀城市市長公室の吉田智治氏、一般社団法人RCFの山口里美氏、陸前高田市社会福祉協議会の松本崇史氏の併せて4名で、学術的な専門家・行政・NPO・社会福祉協議会のそれぞれの立場から「現場での取組みを元に、これからのコミュニティ支援を考える」と題して、意見を重ねました。

コミュニティ支援に携わる中で大切にしているポイントでは、「一人ひとりにとって今後どう生きるかに関わることとして自分事にすること」、「支援者として上から目線ではなく、とにかく地域に住む方々の力を信じること」、「できない部分に目を向けるのではなく、できる部分・できている部分に目を向けるように声がけをする」、「その時々の動きが何にためになるのか、そしてアウトカムをしっかり示すこと」が出されていました。
また、意見を重ねる中で、個別支援が結果的に地域支援になっているとの視点や、これから平時への体制にどうつなげるために、市町村や県域で同じ目標を持てると良い、そして、今からこの先のプロセスを共有していかないといけない、といった意見が出されました。
60分では話しきれないテーマでしたが、東日本大震災後、特に災害公営住宅では「被災者支援」としてスタートした地域コミュニティ支援を、これからどのように進めていくのかをみんなで考えていく時期に来ていると改めて感じました。

本シンポジウムは、復興庁令和元年度被災者支援コーディネート事業の一環で開催しました。いわて連携復興センターでは、同テーマを引き続き考え、これからの動きにつなげる機会を作っていければと思っています。

 ご登壇、ご参加いただいたみなさまありがとうございました。


特定非営利活動法人いわて連携復興センターでは、この度、一般財団法人 非営利組織評価センターが実施する、第三者組織評価(ベーシック評価)を受けさせていただきました。調査では、評価の対象となる項目がガバナンスやコンプライアンス、事務局運営等23項目あり、「基準を満たしている」「基準を満たしていない」「判定不能」のいずれかを非営利組織評価センターより評価されることになります。弊法人では全て「基準を満たしている」との評価を頂きました。
https://jcne.or.jp/org/n2019e088/

評価を受けた感想としては、初めは評価されることに対して身構えてしまう所もありましたが、第三者に評価してもらうことにより、日頃行っている業務へのお墨付きと自信につながりました。また、この評価を公開することにより、組織内外から信頼を得られるものとも思いました。

今回受けさせていただいたベーシック評価の他に、上位基準であるアドバンス評価という評価もあります。まだ評価を受けられていない対象法人の方は、まずはベーシック評価から受けられることをお勧めいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【一般財団法人 非営利組織評価センター(JCNE)が提供する「第三者組織評価」のご紹介】

NPOは市民の信頼関係が基礎となって成り立つ組織です。立派な公益的事業を展開していても、運営がずさんでは、組織内外から確かな信頼を得ることはできません。

一般財団法人 非営利組織評価センター(JCNE)が提供する「第三者組織評価」は、健全な組織運営に不可欠な、定款や諸規定に即した”自律性”や、他から支配介入されない”自立性”を適正に評価・公開することを通して、NPOと支援者との双方をサポートし、支援の拡大に寄与するものとして、国内初の全国規模で展開する制度です。

対  象:特定非営利活動法人(認定・特例認定含む)、一般社団法人、一般財団法人、公益社団法人、公益財団法人、社会福祉法人
費  用:ベーシック評価 初回評価料は、10,000円+消費税等
受  付:随時
連 絡 先:一般財団法人 非営利組織評価センター
TEL:03-6457-9721 FAX03-6457-9722 Mail:customer@jcne.or.jp HP:https://jcne.or.jp/


ファイルイメージ

第三者組織評価ガイド


9/3(火)、釜石TETTOにて「団体を成長させるための助成金活用&組織評価入門セミナー」を開催致しました。
本セミナーは、山田泰久氏(一般財団法人非営利組織評価センター業務執行理事/NPO法人CANPAN代表理事)をお招きし、助成金活用セミナーと組織評価入門セミナーの2部制で開催しました。


助成金活用セミナーでは、NPOの資金調達から助成金の意味、そして活用について、実際の助成プログラムの状況や事実に基づきながら、お話を頂きました。
「よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である」という言葉が印象的で、
NPOとしては当たり前だと思っていることが、他の人にとっての当たり前ではなく「わからないもの」であるという認識を持ち、しっかりと活動等を情報発信することで、助成元だけではなく、地域の方々からの理解や共感を得ることにつながるのだと思いました。

組織評価入門セミナーでは、第三者組織評価の主にベーシック評価について説明頂きました。
組織評価とは、組織運営の診断を行なうものです。(人間でいうところの健康診断である、とおっしゃっていました。)
第三者が評価することで、組織としての現状がどんな状況か、どのように改善したらよいか、等が可視化されます。
また、情報開示を適切に行えるようになり、信頼性を担保する制度でもあると言えます。


第1部助成金活用セミナーは、岩手県よりNPO活動交流センター管理運営業務を受託している「いわてソーシャルセクター協議会」が実施しました。「いわてNPOソーシャルセクター協議会」は、特定非営利活動法人いわてNPOフォーラム21と特定非営利活動法人いわて連携復興センターにより構成されています。
また、今回は釜石市の中間支援組織である、NPO法人アットマークリアスNPOサポートセンターさんにご協力頂きました。

第2部の組織評価入門セミナーは、一般財団法人非営利組織評価センターとの共催で実施しました。
引き続き、地域の中間支援団体や市町村と共に、地域のニーズに合わせた学びの機会を作っていきたいと思います。


いわて連携復興センターも参画している、日本ファンドレイジング協会・東北チャプターよりご案内です。
10月21日(月)、気仙沼市にて准認定ファンドレイザー必修研修を開催いたします。
登壇講師は、共に東北チャプター共同代表の鈴木美紀、山崎庸貴の両氏。
世界的な知識体系を、東北の実情も踏まえながら分かりやすく解説します。
この機会にファンドレイジングについて学びを深めてみませんか?
みなさまお誘いあわせの上、ご参加ください!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(概要)
この研修では、ファンドレイジングの知識を体系的にまとめた約400頁のテキスト(当日配布)を用い、
組織の成長戦略、寄付・会費・助成金を得るための戦略や基本スキルを学びます。
ファンドレイジングの全体像を理解でき、自分の体験や個々の研修などで得る学びを体系化することができます。

(こんな方におススメ!)
・ファンドレイジングに関心のある方
・ソーシャルビジネスを立ち上げようと思っている方
・組織のマネージャー、ファンドレイザー、広報担当の方
・ソーシャルマネーの動きの全体像を知りたい方

(受講者の声)
・ファンドレイジングに対して何となく理解していたことが、体系的に整理できました。
・内容が大変充実していて、実務に即役立てたいと思います。
・NPOのみならず、全てのマネジメントを行う者にとって、役立つ内容でした。
・実務経験のない学生の私でもファンドレイジングを体系的に理解することができました。
・1年後、私の関わる団体はきっと生まれ変わっていると思います。

日時:10月21日(月) 10:00~17:00
会場:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ 3F研修室 (宮城県気仙沼市南町海岸11番11号)
https://www.pier7.info/
講師:
鈴木 美紀(認定ファンドレイザー/特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター スタッフ)
山崎 庸貴(認定ファンドレイザー/一般財団法人ふくしま百年基金 代表理事)

受講価格:日本ファンドレイジング協会 会員¥ 10,000+税、非会員¥ 15,000+税
※准認定ファンドレイザー資格取得を目指される方は、受験資格に必要なIDコードを
付与するものですので終日を通じて受講していただく必要があります。
(遅刻・早退について、1時間以上を経てのご入出場はIDコード付与の対象となりません。)

詳細・お申し込みはこちらから!!(日本ファンドレイジング協会ホームページからのお申込みになります)
http://jfra.jp/event/7393


ファイルイメージ

気仙沼必須研修チラシ



いわて連携復興センターが事務局を担当する「いわてNPO災害支援ネットワーク」から、下記ご案内です。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

岩手県は近年、東日本大震災・台風10号豪雨災害などの自然災害を経験し、発災後の支援活動におけるニーズや課題を通じ、平時から災害に対する備えの重要性を痛感しました。また、災害ボランティアセンター設置後のボランティア活動において、床下浸水した家屋の泥出し手順等について支援者側が把握できていない現状でもあります。
  本研修は、行政・社協・NPOや市民が合同で床下浸水した家屋の泥出し等に関する基礎知識を学び、ワークでの実技を通じ効果的な手順を取得します。また、研修の学びから地域の防災力を向上させるとともに、今後起こりうる災害時に迅速なボランティア活動の実現と、一日も早い被災者の生活再建につなげることを目的とします。

 皆様のご参加をお待ち申し上げます。

「床下浸水した家屋の泥出し等に関する基礎知識取得研修」
日時:令和1年10月19日(土) 10:30~16:00
会場:雫石町総合福祉センター 大会議室
対象:⑴県・市町村行政防災(災害)担当課
   ⑵市町村社会福祉協議会職員
   ⑶NPO団体職員、個人ボランティア等テーマに関心のある方
   ※見学等どなたでもご参加いただけます
参加費:無料
定員:50名程度
参加申込期限:令和1年10月16日(水)18:00まで

主催:いわてNPO災害支援ネットワーク

協力:社会福祉法人 岩手県社会福祉協議会
   社会福祉法人 雫石町社会福祉協議会

後援:岩手県

事務局・お問合せ
いわてNPO災害支援ネットワーク(NPO法人いわて連携復興センター)担当:大向
〒024‐0061 岩手県北上市大通り1‐3‐1 おでんせプラザぐろーぶ4F
Tel:0197‐72‐6200  Fax:0197‐72‐6201 E-mail:ohmukai@ifc.jp

参加申込方法:
開催要項の申込用紙にご記入いただき、0197-72-6201にFAXいただくか、氏名・所属・ご連絡先をご明記の上、ohmukai@ifc.jpまでご連絡ください。
※ E-mailでお申し込みの場合、タイトルを「10/19 研修参加申込」としてお送り願います。

備考:
・当日は床下セットを用い実際に作業体験の時間を設けますので、動きやすい服装でご参加ください。
・作業体験は屋内で行います。釘等を用いた作業が想定されますので上履きをご持参ください。

本研修は、真如苑SeRV「市民防災・減災活動公募助成」をいわてNPO災害支援ネットワークが受託し、開催するものです。

時間 内容
10:00~10:30 受付
10:30~11:00
事例紹介:「災害時における技術系ボランティアの必要性と役割」
近年の大規模災害から学ぶ技術系ボランティアと災害ボランティアセンター等地域との連携・協働事例を共有します。
 
事例紹介者:いわてNPO災害支援ネットワーク 大向 昌彦
11:00~12:00
(60分)
講義:「技術系ボランティア作業に係る基礎知識」
技術系作業(床板はがし、泥出し、消毒等)を行う上での基礎知識を学びます。
 
講師:風組関東 代表 小林 直樹 氏
12:00~13:00 休憩・移動
13:00~16:00
(180分)
※適宜休憩
実技(ワーク):「床下対応基礎講習」
災害ボランティア活動で使用する資機材の取り扱い、災害ボランティア向けの装備と資機材に関する知識を踏まえ、床下泥出しに関する一連の流れを体験します。
 
講師:風組関東 代表 小林 直樹 氏
16:00 閉会

 


ファイルイメージ

開催要項・申込


主催:岩手県、運営:いわて連携復興センターによるセミナーのご案内です。
様々な方との関係構築後のコミュニケーションを学んでいきます。
みなさまのお誘いあわせの上、ご参加ください!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

復興支援などのNPO活動へ協力や、寄付を下さる方々、そして新たに出会った方々との関係づくりは、日頃どのように行っていますか?
せっかくの新たな出会いも、事後のフォローアップがなければ、連携や協働も生まれにくくなります。出会って終わりではなく、活動への理解へとつなぎ、持続的な関係を築いていくことが組織の継続性にも大切になってきます。
今回は、コミュニケーションをテーマに、着実に団体と協力者・寄付者をつなぐ様々なノウハウを国際NGOでの経験や国内NPOの立ち上げ、運営に携わってきた実務経験者から学んでいきます。皆様のご参加をお待ちしております。

【開催日】
令和元年9月30日(月)14:00~16:00(開場13:30)
場所 盛岡アイーナ 会議室501 盛岡市盛岡駅西通1-7-1

令和元年10月1日(火)13:30~15:30(開場13:00)
場所 イーストピア宮古 多目的ホール 宮古市宮町一丁目1-30

【講師】
石井 宏明(いしい ひろあき)氏  認定NPO法人難民支援協会(JAR)理事
慶應義塾大学卒業後、企業勤務を経て、米国に留学、国際政策学修士号取得。帰国後、アムネスティ・インターナショナル日本(1995-1997年)に就職、難民に出会う。次いでピースウィンズ・ジャパン(1997-2006年)でおもに現地代表として紛争地域に赴任。1999年難民支援協会(JAR)立ち上げに参加、2006年より同協会職員。発災直後より東日本大震災被災者支援(おもに岩手県)に従事(~2016年)。他に、一橋大学大学院非常勤講師、ジャパン・プラットフォーム(JPF)理事など。

【申込期限】令和元年9月25日(水)18:00まで

【対象】NPO関係者、行政関係者など ご興味のある方ならどなたでも参加できます

【参加】無料

【主催】岩手県

【運営】特定非営利活動法人いわて連携復興センター

【お問合せ/お申込み】
特定非営利活動法人いわて連携復興センター
〒024-0061 岩手県北上市大通り1-3-1 おでんせプラザぐろーぶ4階
TEL:0197-72-6200 FAX:0197-72-6201 E-mail:join@ifc.jp  担当:酒井

本事業は令和元年度NPO等による復興支援事業として特定非営利活動法人いわて連携復興センターが岩手県から受託し、事業運営を行っています。


ファイルイメージ

190930_企業との交流を生むための専門家との交流会-見つめ直そう_協力者-寄付者とのコミュニケーション(チラシ)


【概要】
SDGs は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。このSDGs、近年は企業・行政・NPO等、様々な場で使用され、見聞きしたことがある方も多いと思います。今回は「SDGsの具体的な活用について」をテーマに、一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(略称:SDGsジャパン)の事務局長、新田英理子からお話を伺うともに、実際の現場での活用について、地元岩手のNPO・企業からお話をいただきます。協働のツールとしてSDGsをお考えの皆様、またSDGsについてこれから理解を深めていきたい皆様、多くのご参加をお待ちしております。

【日時:場所】
令和元年9月12日(木)13:30~15:30(13:00開場)
大船渡市防災観光交流センター おおふなぽーと 多目的室1・2
(岩手県大船渡市大船渡町茶屋前7-6)

令和元年9月13日(金)13:30~15:30(13:00開場)
プラザおでって おでってホール
(岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目1−10)

【内容】
〇SDGsの具体的な活用について
一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク 事務局長 新田英理子 氏
高校卒業まで富山県高岡市で過ごし、大学時代は京都へ。東京の民間企業の社員教育部門に3年半勤務。退職後環境NPOなどでの嘱託スタッフやボランティアを経て1998年4月より日本NPOセンターに勤務。2014年8月から2017年3月まで事務局長。2017年4月から2019年3月まで、一般社団法人SDGs市民社会ネットワークと日本NPOセンターを兼任。主にNPOに関する相談、研修、全国大会などの企画・運営とNPO法人制度に関するアドボカシー事業を行う。また、行政や企業のNPOとの連携・協働プログラムの相談や企画運営を行う。パートナーシップが最大限発揮されSDGsが達成されることを目指し、活動中。

〇活動におけるSDGsの活用方法
特定非営利活動法人盛岡YMCA 総主事 濱塚有史 氏 
一般社団法人盛岡青年会議所 理事長 伊藤淳之介 氏

〇クロストーク
新田氏×濱塚氏×伊藤氏

〇質疑

*登壇者が、阿部氏から伊藤氏に変更となりました。

【主催】
NPO活動交流センター

【参加費】無料 

【お申込み・お問合せ】
特定非営利活動法人いわて連携復興センター
〒024-006 岩手県北上市大通り1-3-1 おでんせプラザぐろーぶ4階
TEL:0197-72-6200 Fax. 0197-72-6201  E-mail : join@ifc.jp (担当:大吹)
*上記お申し込み先まで団体名、参加者氏名、連絡先を明記して、FAX又はメールでお申込み願います

この事業は、岩手県よりNPO活動交流センター管理運営業務を受託している「いわてソーシャルセクター協議会」が実施します。「いわてNPOソーシャルセクター協議会」は、特定非営利活動法人いわてNPOフォーラム21と特定非営利活動法人いわて連携復興センターにより構成しています。


ファイルイメージ

SDGsチラシ



特定非営利活動法人いわて連携復興センターでは、岩手大学と共同研究「被災者の主体性醸成による地域コミュニティ形成プロセス研究」の成果として、この度『被災地の地域コミュニティ支援』を発行しました。

これは、共同研究の中心として携わっていただいた、岩手大学特任助教授の船戸義和氏が実践する、東日本大震災後の岩手県沿岸部でのコミュニティ支援、特に、災害公営住宅における自治会設立支援の具体的な進め方をまとめたものです。

長期的な視点を持ち、多様な人が関わり合いながら、継続して活動できる自立したコミュニティを目指して、「人づくり」をしながら積み重ねてきた取組みです。このノウハウが、地域コミュニティ支援の手法の一つとして、岩手県内や様々な地域で、コミュニティ支援のヒントや日々の地域活動の参考となれば幸いです。

下記よりPDFファイルをダウンロードしてご覧いただけます。
なお、ページ数が多いため、下記3タイプからご希望に応じてご活用下さい。

『被災地の地域コミュニティ支援』
・一括版:全64ページ ※資料は縮小サイズで掲載しています。
・本編:本編のみ40ページ
・資料編:資料を実際のサイズでまとめた47ページ


本件に関するお問合せ
特定非営利活動法人いわて連携復興センター(担当:酒井)
TEL:0197-72-6200  FAX:0197-72-6201


ファイルイメージ

一括版


ファイルイメージ

本編


ファイルイメージ

資料