
10月21、22日に宮古市内の仮設団地にて、サインアートプロジェクト
「くらしのある家・仮設アートプロジェクトwithザリガニワークス」が開催されました。
主催のくらしのある家プロジェクトとは、被災3県での仮設住宅団地で「くらし」を
アートの力で支援している団体です。仮設住宅は同じ建物が多数並び、サイン(目印)となる存在がなく、
各棟が数字によって管理されていることによって不安感を与えている現状があります。
地域の色合いや思い出をモチーフに、アートデザインによって目印となるサインや看板を
地域の方々と一緒に作ることによって、人の温もりやあたたかさといった生活感のある住環境をつくる為に、
今回のイベントを開催されました。
岩手県内でこのプロジェクト展開するにあたり、現地視察や地元団体をご紹介等、当方もご協力させて
頂いておりました。

イベント当日は、アーティストのザリガニワークスさんをお呼びし、宮古市を拠点に仮設住宅支援活動を行っているEARTH MIYAKOさんのご協力のもと、宮古市和見町仮設団地&西町第2仮設団地にて、団地に住んでいる子ども達等、約20人が参加しパネルに思い思いの絵や言葉を描いていました。
描いたパネルを組み合わせ、仮設住宅の壁に取り付けると「巨大壁画ロボ」が完成し、世界に一つだけの仮設団地の目印が出来上がりました。
お近くをお通りの際は、ぜひご覧ください。
東日本大震災から1年と5か月が過ぎようとしています。
少しずつ状況も移ろいで行く中、被災地支援にも様々なかたちでの取り組みがあります。
先日お会いしたのはアートで復興支援を行っているという
「くらしのある家プロジェクト」さんです。
仮設住宅に、住民やこどもと一緒になって絵をかいたり、
植樹をしたりと様々な活動をしてらっしゃいます。
「くらしのある家プロジェクト」さんは、これまで宮城・福島で支援活動を行ってきましたが、
今年度は岩手県での活動も検討したいという事で、当法人にご相談があり、
7月20日、現地の活動団体の紹介と情報収集を兼ね、
担当の白鳥さんとともに、宮古市と大船渡市へ向かいました。
宮古市・大船渡市でご紹介いただいた2カ所とも、
「くらしのある家プロジェクト」さんの事業に興味を示していただき、
秋すぎには、プロジェクトが実施されそうです。
被災地で活動を検討する団体と地元のマッチングは、
いわて連携復興センターの大きなミッションです。
今後も沿岸部の復興の一助となるように、両者を繋いでいきたいと思います。